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UEFAが人種差別発覚のモンテネグロを処分へ…チェフェリン会長も「大惨事」と非難

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人種差別チャントの被害を主張したラヒーム・スターリング

 欧州サッカー連盟(UEFA)は、人種差別チャントなどが確認されたモンテネグロを非難した。

 25日の1-5でモンテネグロがホームでイングランドに敗れたEURO2020予選で、イングランドのFWラヒーム・スターリングら複数の選手は敵地サポーターからの人種差別チャントの被害を主張。ガレス・サウスゲート監督も試合終盤に同様のチャントを耳にしたと明かしていた。

 一方、モンテネグロのリュビシャ・トゥムバコビッチ監督は試合後、自国サポーターからの人種差別的なチャントは聞こえなかったと主張したものの、サポーターの問題は協会やクラブが責任を背負うというスタンスを取るUEFAは、モンテネグロに対して処分を科すことを決めたようだ。

 UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は26日、レポーターに対して「これは大惨事だ。我々の懲戒委員会が動いているから、これ以上のことは言えないが、このような人間がいまだに存在していることが信じられない」と言及。

 また、イングランドサッカー協会(FA)は「いかなるレベルの試合でもこのような忌まわしい人種差別は受け入れられるものではない。懲戒手続きを決めたUEFAの判断を支持したい」と声明を出している。

 この試合では人種差別行為の他に、発煙筒の使用、ピッチへの物の投げ込み、観客による試合進行の妨害など5つの不正行為が発覚している模様。5月16日に行われるUEFAの倫理規律委員会でモンテネグロに対する処分が決定する予定だ。

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