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「タレントを何人か発掘できた」カンボジアの東京五輪世代を率いた本田圭佑が収穫を語る

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実質的な監督を務める本田圭佑

 U-22カンボジア代表の実質的な監督を務める本田圭佑(メルボルン・ビクトリー)が、AFC U-23選手権予選での収穫を語った。有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』が伝えている。

 東京五輪1次予選を兼ねたAFC U-23選手権予選に参戦したカンボジアは、グループHでオーストラリア、韓国、台湾と対戦。ホームでの開催だったが、オーストラリア(0-6)と韓国(1-6)に敗れ、台湾とは1-1で引き分け、本大会出場を逃した。

 準備期間はわずか3日間、中1日での3連戦と厳しい日程の中、1分2敗という結果。本田は「台湾戦と最初の2試合とまったく別の試合になったので、今回は前の2試合に焦点をあてて話すと、流れの中の部分、互いのファイナルサード以外のところでは戦えるという印象を受けた。そこは自信になった部分」と手応えを口にした。

 その一方で、「まだまだ差があると感じたのはファイナルサードの部分。やっぱりそこは個がものを言うエリアなので。攻撃では点が取れないし、チャンスをつくれない。守備では失点してしまうし、たくさんピンチになる。その両方のゴール前を伸ばしていくということも、次の課題だと思う」と語り、個の成長を期待した。

 それでも今回、次世代の選手たちを指導したことで収穫もあったという。「初めて見てみて、まだ18歳くらいの選手がたくさんいる中で、伸ばせばいい選手になる可能性があるタレントを何人か発掘できた。伸ばさないと意味ないですけどね。でも伸ばせばモノになる、違う国からのオファーが絶対来ると思えるような期待できる選手がいた。それは今回、来た甲斐があったと思う」と喜び、さらなる発展に意欲をみせた。

「カンボジアのサッカーの未来を背負っていく次の世代を率いることができた。そういう意味では中長期に見て、僕らがいなくなったあとにカンボジア代表が強くなって、その中心になる選手なので。そこにしっかりコミットできたのはやりがいがあった。すぐには結果は出ないが、このプロジェクトをやるときもそれが目的だった。この世代に僕のやりたいことを浸透させていけば、カンボジアのスタイルが確立する可能性が高まる」

※有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)のコメントは許可を得た部分を使用しています。

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