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今季初先制&初完封の東京Vが2-0勝利!柏は早くも連敗…

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東京Vは今季2勝目を挙げた

[3.30 J2第6節 東京V2-0柏 味スタ]

 18位東京ヴェルディは、ホーム・味の素スタジアムに2位柏レイソルを迎えた。試合は前半のうちに2得点を挙げた東京Vが逃げ切り、3試合ぶりの勝ち点3を獲得した。

 東京Vは4-4-2の布陣。前節・徳島戦(△1-1)で途中出場したDF若狭大志が右サイドバックで今季初先発。2試合連続得点中のMF李栄直がMF井上潮音とともに中盤の底に入った。
 前節、今季初黒星を喫した柏は、スタメン4選手を入れ替え。日本代表帰りのGK中村航輔がゴールマウスに復帰。MFヒシャルジソンが出場停止から明け、DF鎌田次郎、FWオルンガもスタメンに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 ともに4-4-2で始まったゲームは、まず柏が主導権を握る。右サイドバックのDF小池龍太が高い位置をとって東京Vを押し込むと、前半8分には小池が斜めに入れたクロスをMF瀬川祐輔がヘディングで合わせたがこれは枠を捉えきれない。その2分後には、DF染谷悠太のロングフィードをオルンガが落としたところを瀬川がミドルレンジから狙ったが、ゴールマウスから外れてしまった。

 東京VはMF佐藤優平の精度の高いプレースキックから得点を狙う場面もあったが、シュートまで持ち込むことができない。25分、FWクリスティアーノの浮き球に反応したオルンガに決定機を許したが、GK上福元直人の好セーブで難を逃れた。31分にはDF奈良輪雄太にFW端戸仁が抜け出しペナルティエリアに進入したが、シュートまでは持ち込めない。

 試合が動いたのは38分だった。右サイドでパス交換して敵陣深い位置に入ると、端戸が左足でクロスを上げ、FW林陵平が飛び込む。ボールは逆サイドのネットを揺らし、東京Vが先制に成功した。

 直後の40分、GK上福元から素早く攻撃に転じると、李栄直のスルーパスにMF小池純輝が抜け出し、GKと1対1に。GK中村はシュートに反応するもボールは再びゴールネットに吸い込まれ、東京Vのリードは2点に広がった。

 メンバー交代なしで入った後半、柏が攻勢をかける。立ち上がり早々にはクリスティアーノのクロスがこぼれたところを瀬川がシュートで狙ったがGK上福元の正面を突いた。MF大谷秀和のミドルシュートがクロスバーを叩くなど、つきにも見放されゴールが遠い柏は、19分に一気に2枚替え。瀬川とガブリエルを下げて、FW江坂任とデビュー戦となる17歳のFW細谷真大を投入した。

 2点のリードを守りながら時計の針を進める東京Vは24分、端戸に代えてDF田村直也を送り込み、5バックへと布陣をシフトした。

 柏は両サイドからクロスを何度も供給するが、東京V守備陣が粘り強く対応。44分には大谷が決定的なシュートを放ったが、GK上福岡の好守に阻まれた。

 結局、最後まで東京Vはゴールを割らせずに90分を終了。3試合ぶりの勝ち点3を獲得。敗れた柏は、4連勝後の2連敗で、試合後にはサポーターからブーイングが飛んだ。

(取材・文 奥山典幸)

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