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ジダンは息子GKルカを先発も…最下位に2失点レアル、土壇場ベンゼマ弾で辛くも白星

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今季初出場のGKルカ・ジダン

[3.31 リーガ・エスパニョーラ第29節 R・マドリー3-2ウエスカ]

 リーガ・エスパニョーラは31日、第29節を各地で行い、3位のレアル・マドリーは最下位ウエスカに3-2で勝った。ジネディーヌ・ジダン監督は息子のGKルカ・ジダンら若手選手を先発に起用し、5試合ぶりの2失点を喫したが、終盤にFWカリム・ベンゼマが勝ち越し弾。辛くもジダン体制2連勝を飾った。

 レアルは前節のセルタ戦に2-0で勝利し、ジダン監督の復帰初陣を飾った。すでに欧州チャンピオンズリーグとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)では敗退し、リーガでは首位バルセロナとの勝ち点差が12(前節終了時)と大きく離される中、わずかな望みをかけてのタイトルレースとなっている。

 ジダン監督はそこで若手を先発に抜擢した。前節で先発復帰を果たしたGKケイラー・ナバスをベンチに下げ、ルカ・ジダン(20)を昨年5月19日のリーガ・エスパニョーラ最終節ビジャレアル戦(△2-2)以来となる先発に起用。今季途中にマンチェスター・シティから加入したMFブラヒム・ディアス(19)も初めてスタメンに並んだ。

 ところが、今季昇格した最下位クラブをホームに迎え撃っての一戦はまさかの立ち上がり。前半3分、ウエスカは中盤に引いて受けたFWフアン・カミーロ・エルナンデスが大きく右サイドに展開すると、MFエセキエル・エビラが入れ替わってマイナス気味のクロスを送る。これにエルナンデスが再び反応し、右足で豪快に叩き込んだ。

 それでもレアルは前半25分、フリーで抜け出したFWカリム・ベンゼマのシュートは相手GKに阻まれたが、今季途中の加入で初先発を飾ったMFブラヒム・ディアスのクロスにMFイスコが詰め、同点に追いついた。前体制下で出番を失っていたイスコは前節に続いて2試合連続ゴールとなった。

 その後はなかなか攻勢に出られないレアルだったが、後半に勝ち越しに成功する。17分、右サイドを攻め上がったFWガレス・ベイルが左足アウトサイドキックでファーサイドにボールを送ると、ベンゼマがヘディングで折り返し、ファーポスト際に走り込んだMFダニ・セバジョスがダイナミックなシュートで蹴り込んだ。

 ところが後半30分、ウエスカは左CKをMFモイセス・ゴメスがショートで持ち出すと、MFダミアン・ムストとのワンツーからクロスを配球。これをニアでDFシャビエル・エチェイタが頭で合わせ、巧みにネットを揺らした。ルカ・ジダンは一歩も反応できなかった。

 それでもまだまだドラマは待っていた。レアルは後半44分、今度は左サイドを攻め上がったベイルが左足アウトサイドで中央にボールを送り、攻撃参加していたDFセルヒオ・ラモスがヘディングで落とす。これを拾ったDFマルセロのパスからベンゼマが決め、土壇場のゴールでなんとか勝利した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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