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[船橋招待U-18大会]遅攻徹底。徳島ユースは技術・駆け引き、「位置的優位」見つける力磨いて敵を怖れない選手へ

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徳島ヴォルティスユースのMF松原蓮が相手のマークを外す

[3.30 船橋招待U-18大会 國學院久我山高 3-1 徳島ユース タカスポ]

 第24回船橋招待U-18大会2日目の30日、國學院久我山高(東京)と徳島ヴォルティスユース(徳島)が対戦。後半にMF田中琢人(新2年)の折り返しからFW小松譲治(新1年)が決めて先制した國學院久我山が、さらにCB保野友裕(新3年)のヘディングシュートで加点する。徳島はFW吉本勇気(新3年)が自ら獲得したPKを決めて1点を返したが、國學院久我山は試合終了間際に細かくボールを繋いでから右SB山本献(新3年)が豪快に決めて3-1で勝利した。

 國學院久我山は3日後の4月2日に東京都リーグ1部の東京武蔵野シティFC U-18戦を控えていたが、貴重な強化の機会として船橋招待U-18大会に主力を投入。翌31日も桐光学園高と前橋育英高相手に自分たちの力をぶつけ、好勝負を演じた。

 一方の徳島は倉貫一毅氏が監督に就任。Jリーグ通算477試合に出場した経歴を持つ倉貫監督だが、コーチを務めていた昨年と戦い方は変えていないという。船橋招待大会を通して、GKからショートパスを繋ぐことを徹底。この國學院久我山戦は遠征が続いたことによる疲労で運動量が低下し、ミスも多い試合となったが、自陣のコーナー付近に追い込まれてもボールを繋いで打開し、前進していくなど非常に特徴的なサッカーを続けていた。

 倉貫監督やコーチ陣の下、「敵を怖れない選手を作って行く」「ゆっくりボールを取られないこと」を目指している。遅攻を徹底しているのもボールを蹴り出して相手から逃げるのではなく、「位置的優位」なポジションを見つけて、立つことで相手のプレッシャーを打開するため。特別な身体能力を持ち合わせてない彼らが強敵と勝負する術として、身体能力差の出ない「短い距離、狭いエリアで勝負する」(倉貫監督)ことを身に着けようとしている。

 U-17日本代表候補MF森田凜(新3年)やMF松原蓮(新3年)、MF光藤海晴(新2年)、MF平田駿佑(新3年)らが位置的優位なポジションを見つけ、ボールを持ち出し、繋ぎながら敵陣へ。もちろん、「技術と駆け引きが必要」(倉貫監督)なチャレンジはまだまだミスもある。緩急を加えることも必要。だが、将来、体格差や身体能力差のある海外選手に勝っていくために徳島はブレることなくチャレンジを続けて、個人、チームとして四国から上のステージを目指す。

(取材・文 吉田太郎)

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