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4失点大逆転負けの危機も…バルセロナ、終盤メッシ&スアレス弾で劇的4-4ドロー

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バルセロナはFWルイス・スアレスの同点弾でなんとか勝ち点1を獲得した

[4.2 リーガ・エスパニョーラ第30節 ビジャレアル4-4バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは2日、第30節を各地で行い、首位のバルセロナビジャレアルと4-4で引き分けた。前半早々に2点のリードを確保するも、そこから4点を奪われて逆転を喫したが、最終盤に2点を奪取。大逆転負けの屈辱をかろうじて逃れた。

 リーガ2連覇に向けて独走状態にあるバルセロナ。直前の試合で2位のA・マドリーが勝利したため勝ち点差をキープするためには負けられない中、ミッドウィークのアウェーゲームに得点ランキング首位のFWリオネル・メッシをはじめ、DFジェラール・ピケ、MFイバン・ラキティッチら主力陣をベンチに控えさせた。

 それでもバルセロナは前半12分、猛烈なスピードで右サイドを切り裂いたFWマウコムのラストパスをFWコウチーニョが決め、先制点を奪取。さらに同16分、DFセルジ・ロベルトのパスを受けたMFアルトゥーロ・ビダルがクロスを送ると、相手のギャップに飛び込んだマウコムがヘッドで流し込み、早くもリードを2点とした。

 ところが降格争いから抜け出したいビジャレアルは前半23分、GKセルヒオ・アセンホの好セーブから攻撃を組み立てると、中央を果敢に崩すパス回しからMFサンティ・カソルラが最終ラインの背後にボールを配給。これをFWサムエル・チュクウェゼが一度はポストに当てたが、跳ね返りを決めて1点を返した。

 すると後半は衝撃の展開が待っていた。まずは5分、ビジャレアルは自陣深くでボールを奪うと、チュクウェゼのスルーパスにFWカール・トコ・エカンビが反応。鋭いドリブルで右サイドを駆け上がり、クロスを上げる態勢に入ると、角度のないところから飛び出したGKの逆を突いたシュートを流し込んだ。

 これで2-2の同点。バルセロナは後半16分、コウチーニョに代わってメッシを投入する。ところが直後の同17分、ビジャレアルはMFモナ・モルナレスのスルーパスにギリギリで抜け出したFWビセンテ・イボラが冷静に流し込み、前半の2点ビハインドから逆転に成功した。

 さらにビジャレアルは後半35分、カソルラの左足スルーパスにFWカルロス・バッカが抜け出して4点目。これで勝利は決定したかと思われたが、ビジャレアルは同41分にDFアルバロ・ゴンサレスが2枚目のイエローカードで退場処分を下され、数的不利となってしまう。

 するとバルセロナは後半45分、メッシがゴール正面からの直接FKをそのまま叩き込んで1点差。さらに後半アディショナルタイム3分、パワープレーで押し込んだ状態からのこぼれ球に対し、後方で待っていたFWルイス・スアレスが地を這うようなミドルシュートで劇的な同点ゴール。このままタイムアップを迎え、辛くも勝ち点1を獲得した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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