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ユーベ19歳FWに人種差別行為…ゴールパフォーマンスに相手サポーターが反応か

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FWモイーズ・キーンが無言のパフォーマンス

[4.2 セリエA第30節 カリアリ0-2ユベントス]

 ユベントスはセリエA第30節でカリアリに2-0で勝利。2点目を決めたFWモイーズ・キーンがカリアリのサポーターから人種差別行為を受けたことがわかった。英『BBC』などが伝えている。

 いまだ各所で勃発し、撲滅に至らない人種差別問題。2日のユベントス戦でまたしても悲劇が起きた。ユベントスのキーンは後半40分に試合を決めるゴールを挙げると、ゴール裏のカリアリサポーターに向けて無言で両腕を広げて挑発。ゴール裏のカリアリサポーターから大きなブーイングが鳴り響いた。

 この行為について、DFレオナルド・ボヌッチはともに非があったと主張する。『スカイスポーツ・イタリア』のインタビューで「彼はゴールのセレブレーションは仲間とともに行うべきと知っているはず。あの後に差別行為があった。ブレズ(マトゥイディ)は差別行為に怒っていた。モイーズはあのような行為をしてはいけないし、サポーターも応えてはいけない。互いに非があった」と伝えた。

 一方で、キーンは試合後にインスタグラム(@moise_kean)を更新する。ゴールパフォーマンスについて「人種差別に対する最良の方法」とコメントし、パフォーマンスの前から人種差別があったことを仄めかした。MFブレズ・マトゥイディも自身のツイッター(@MATUIDIBlaise)で「BIANCO + NERI(白+黒)」と投稿。ユベントスのクラブカラーに絡めて発言し、「#NoToRacism」と差別撲滅を訴えた。

 マッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後のインタビューで「彼はあのようにゴールを祝うべきではなかった」とキーンの行為に釘を刺す。しかしその後は人種差別行為を非難。実行したサポーターに対して「愚かな行為をする馬鹿者だ。すべてを台無しにした」と語気を強めた。

「何度も言っているようにこのような行為には対策がある。カメラを使って差別行為を行った者を断定し、1、2年の出禁ではなく、一生観戦できないようにする。とても単純なことだ」

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