beacon

ハリル監督は王者に完敗…パリSGは前人未踏のフランス国内杯5連覇に王手

このエントリーをはてなブックマークに追加

パリSGが5連覇に王手

[4.3 フランス国内杯 パリSG 3-0 ナント]

 クープ・ドゥ・フランス(国内杯)は3日に準決勝を行い、パリSGナントと対戦し、3ー0で勝利した。決勝戦は27日に行われ、5連覇を狙うパリSGはレンヌと対戦する。

 4連覇中のパリSGはさらに連覇記録を伸ばすべく準決勝に挑む。FWネイマールやFWエディンソン・カバーニを始め、負傷者が続出している中で3-5-2の布陣を敷き、前線にはFWキリアン・ムバッペとFWエリック・マキシム・シュポ・モティングが配置された。

 バヒド・ハリルホジッチ監督が指揮するナントは1998-99、99-00シーズンの連覇以来となる4度目の優勝を狙う。しかし戦力差は大きく、パリSGによって前半はほとんどボールを持たれてしまう。

 パリSGは前半29分に先制に成功。ムバッペの横パスを受けたMFマルコ・ベッラッティが、PA手前から鋭い右足シュートを放ち、ゴール左隅に突き刺した。前半は1-0のリードで終了。パリSGはボール保持率78%、パス成功率90%と最初の45分間を支配してみせた。なお、DFマルキーニョスが負傷のため、前半終了直前にMFレアンドロ・パレデスと交代している。

 後半もパリSGの勢いは変わらず。後半19分にはDFプレスネル・キンペンベの頭に当たったボールがナントDFニコラ・パロワの手に接触。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってハンドが認められ、パリSGがPKを獲得した。

 PKキッカーはムバッペが務め、ゴール左隅に決めるが、蹴る前にPA内に他選手が入ったとしてやり直しに。2回目のシュートはゴール右隅を狙ったが、相手GKにしっかりと読まれてセーブに遭った。

 2失点目を防ぐことができたナントだが後半27分、攻撃の要であるFWカリファ・クリバリがDFチアゴ・シウバにファウルしてしまい、2回目の警告で退場処分となる。去り際に包帯を取ってピッチに投げ捨ててしまうクリバリ。ハリルホジッチ監督はすかさず注意し、そして不貞腐れた選手を労って背中を数回叩いた。

 追加点を奪いたいパリSGは後半32分、負傷明けのMFユリアン・ドラクスラーとDFダニエウ・アウベスを投入。すると同39分、D・アウベスがPA内でファウルされてPKを獲得する。キッカーは再びムバッペ。今度はゴール左隅に蹴り込み、3度目の正直で追加点を奪った。

 試合終了直前にはD・アウベスが鮮やかなループシュートでダメ押しの3点目。パリSGが3-0で勝利し、前人未踏の5連覇まで残り1勝となった。

●フランス・リーグアン2018-19特集
●酒井、昌子の試合も!!“初月無料”DAZNでライブ配信中

TOP