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[MOM2826]京都橘FW梅村脩斗(新3年)_シャドーから「しっかり、ゴリゴリ行く」FWが1G1A

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京都橘高FW梅村脩斗は1得点1アシストの活躍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30 船橋招待U-18大会 京都橘高 2-1 市立船橋高 グラスポ]

 今年、プレミアリーグへの昇格を狙う京都橘高が、プレミアリーグ勢の市立船橋高から勝利。その立て役者となったのがFW梅村脩斗(新3年)だった。

 まずは前半13分、右サイド後方でボールを持ったSB田中慶吾(新3年)からの縦パスで相手DFの背後を取って独走。そのままGKとの1対1を制して先制点を挙げた。さらに1分後では左サイドへ抜け出す動きから中央へラストパスを通してFW梅津倖風(新3年)のゴールをアシストした。

 前日は東京Vユース相手に力強いドリブルからゴール。「しっかり、ゴリゴリ行く。まずはゴールを見る」ことを意識しているというFWが、この試合でもチームに2得点をもたらした。

 元々はCFだったが、フィニッシュの部分が課題となり、シャドーのポジションへ転向。だが、篠原弘樹コーチが「(前で)収められるようになった」と説明するFWは現在、ボールを受けてからさらに前を向いて出ていくプレーでチームを勢いづけている。本人は「後ろを向くと重くなってしまう」。意識的に前を向く回数を増やし、スピードのあるサイドプレーヤーを活用することで、ゴール前のシーンを増やすことに成功している。
 
 この日のゴールに繋がった飛び出しも大きな武器。「一個落ちたポジションになったんですけれども、シャドーからもしっかりと飛び出そうと。(長身FWの)梅津がFWで収めてくれるので裏へ抜け出すことを意識している」。良い形でボールを奪ってくれるボランチやDF陣の後押しもあり、好調なチームの中で自分の力を発揮することができている。

 憧れのFWはウルグアイ代表FWルイス・スアレス。DFを上手く背中側に置いてシュートを打ち切るプレーなどを真似しているという。その梅村の今年の目標は、「去年はトップにいながら全然試合に絡めなかったので、今年はインターハイ、選手権でしっかりと全国に出場して活躍したい。全国に出るだけでは意味がないので全国で勝てるチームを作っていきたいと思います」。結果を出し続けてその勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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