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伊代表指揮官、19歳キーンを巻き込んだ人種差別に怒り「これ以上容認できない」

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怒りをあらわにするイタリア代表指揮官ロベルト・マンチーニ

 イタリア代表指揮官のロベルト・マンチーニが、ローマで行われたイベントに出席した際にイタリアメディア『メディアセット』など複数メディアのインタビューに応じ、人種差別問題について言及した。

 2日にサルデーニャ・アレーナで行われたカリアリ対ユベントス戦(2-0でユベントスが勝利)において、イタリア代表でも頭角を現しつつある19歳のFWモイーズ・キーンらアフリカにルーツを持つユベントスの選手が人種差別的チャントの対象となった。

 マンチーニ監督はサポーターによる差別チャントについて怒りを示している。

「キーンに対する行為は許しがたいものだ。(動物の鳴き声を真似た)“ブー”という人種差別的なチャントを激しく非難するべきだ。これ以上容認できない。こういった行為がなくなるように立場を明確にして、厳しく対処していくべきだ。人種差別問題のキャンペーンがより進んでいるイギリスにおいても、まだこういったことが起きている。我々も差別の根絶へ向けて一層努力しなければならない」

 続いてイタリア代表指揮官は、マルセイユのFWマリオ・バロテッリと比較し、キーンにエールを送った。

「キーンは所属先のクラブでアドバイスを受けていると思う。優れた指揮官もいるのでサポートを受けており、私のアドバイスは必要ないと思う。だが代表に来たときには何か話をしたいと思う。役立つことがあるかもしれない。マリオは一時期、物凄い選手だったが、そのマリオの若いころのようなキャリアをキーンが築き、長年にわたって活躍できることを願っている」

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