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柿谷が“桜の季節”に今季初ゴール!新スタイルに好感触「川崎にはまだ程遠いけど…」

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先制ゴールを挙げたFW柿谷曜一朗

[4.5 J1第6節 川崎F 1-1 C大阪 等々力]

 “桜の季節”に今季初ゴールだ。セレッソ大阪は前半23分、FW柿谷曜一朗が左サイドに開いたMF丸橋祐介からパスを呼び込む。縦に仕掛けて寄せが甘いと見るや、PA左手前の位置で右足を一閃。ミドルシュートはニアを破り、ゴール左下隅に突き刺さった。

「思いのほかフリーだったので。最初だったし、思い切っていってみようという気持ちでいったら、得点につながったので良かったです」。先制ゴールを奪った柿谷は「都倉選手がしっかり相手を引き付けて、その空いたスペースにマル(丸橋)がいいボールを蹴ってくれた」と仲間への感謝も忘れなかった。

 前半はその後もチャンスをつくったが、後半は同点ゴールを許し、押し込まれる時間帯が続いた。試合は1-1の痛み分け。今季初の連勝は逃したが、ロティーナ新監督のポゼッションスタイルは徐々に浸透しつつあるようだ。柿谷は「やりたいことはだいぶ一つになってきている。全員が同じ意識でボールをつないでいる」と好感触を口にした。

 その真逆と言える尹晶煥前監督の縦に速いサッカーは川崎Fと相性が良く、2017年11月のルヴァンカップ決勝から公式戦4連勝中だった。新スタイルでは初めて王者と対戦。「監督の戦術に合わせていく中で、質を考えると川崎にはまだ程遠いと感じたけど、意識と自信は試合を重ねるごとについてくる」。“差”を感じたとはいえ、「試合を重ねるごとに自信をつけて、余裕が生まれたときに今のサッカーがガシッとハマると思う」とポジティブに先を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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