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北川航也が開幕戦以来のゴールも逆転負け「決めるところで決めていれば…」

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清水は後半2分にFW北川航也が先制点を決めたが…

[4.6 J1第6節 FC東京2-1清水 味スタ]

 開幕戦以来の一発もチームの今季初勝利には結びつかなかった。清水エスパルスは0-0で折り返した後半2分、FW北川航也のポストプレーから右サイドに展開。MF金子翔太がマイナスに戻したボールをJ1初先発のMFヘナト・アウグストがゴール前に折り返し、ニアの北川がヘディングで合わせた。

 ふわりと浮いたヘディングシュートはGKの頭上を越えてゴール左隅へ。北川にとっては2月23日の開幕戦・広島戦(△1-1)以来、5試合ぶり今季2ゴール目となった。2トップを組むFW鄭大世も「彼にとってもチームにとっても大きい。苦しんでいる姿を見てきたので素直にうれしかった」と喜んだ先制点だったが、チームはその後2失点し、逆転負けを喫した。

「決めるところで決めていれば、こういう結果にならないし、逆の結果になっていたのかなと思う」。前半26分には鄭大世のシュートがポストを直撃するシーンもあったが、北川が悔やむのは後半28分の場面。金子からのパスで最終ラインの背後を取った北川はPA内に進入し、GKと1対1の絶好機を迎えたが、右足のシュートは精度を欠き、ゴール右に外れた。

「前半にテセさんのシュートがポストに当たったり、後半の自分のシュートだったり、決めるところで決めていれば……。1点取ったあと、どういう試合運びをするのかがまだまだなのかなと。最悪でも引き分けに持ち込まないといけない試合だった」

 北川の決定機から2分後に同点に追いつかれた清水は後半41分にも2失点目を喫し、1-2の逆転負け。05年以来となるクラブワーストタイの開幕6戦未勝利(2分4敗)で最下位に転落した。22歳のストライカーは「次の試合が大事になるし、常に危機感を持ってやらないといけない」と自分に言い聞かせるように話した。

(取材・文 西山紘平)

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