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リーグワースト16失点で最下位転落…清水DF立田「勝てない原因は自分にもある」

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FW永井謙佑と競り合うDF立田悠悟

[4.6 J1第6節 FC東京2-1清水 味スタ]

 20歳のセンターバックは自らを責めるようにうなだれた。清水エスパルスのU-22日本代表DF立田悠悟は1-2の逆転負けという結果に「1点を取ったあとも悪くなかったと思うけど、少なからず集中力の欠如であったり、全体的に押し下げられたところがあった。そこはチームとして改善しないといけない」と唇を噛んだ。

 清水が後半2分に先制すると、FC東京は後半15分にFWジャエルとMFナ・サンホの2枚を同時投入。「前半もそうだったけど、相手には速い選手、強い選手がいて、同数では厳しいと思っていた。サイドバックを下げさせて3人がしっかりいる形で守っていたけど、相手が2トップ気味になってボールがおさまるにつれて自分たちがどんどん下がっていった」。後半30分にサイドからのクロスで同点に追いつかれると、同41分には中央から崩され、逆転を許した。

 プロ2年目の昨年2月25日のJ1開幕戦・鹿島戦に右サイドバックで先発し、リーグ戦デビューを果たした。本職はセンターバックながらチーム事情もあり、昨季は主にサイドバックとして25試合に出場。今季開幕当初は3バックも採用していたが、立田自身は開幕から6試合連続でフル出場を続けており、第3節以降は4バックのセンターバックに定着している。

 しかし、チームは05年以来となるクラブワーストタイの開幕6戦未勝利(2分4敗)で最下位に転落。6試合で16失点というリーグワーストの数字に責任も痛感している。「このままのプレーで出続けても、チームが勝てない原因は自分にもある。もっともっとうまくならないといけないし、もっともっと成長しないといけない。センターバックとして90分間の集中力は大事なところだし、技術云々ではなく、気持ちの部分も出していかないといけない」。191cmの大型センターバックはもがき苦しみながらも懸命に戦っている。

(取材・文 西山紘平)

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