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中学卒業したての15歳が開幕戦でフル出場…磐田U-18MF藤原健介「初めての45分ハーフ」

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ジュビロ磐田U-18MF藤原健介

[4.22 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋 1-2 磐田U-18 AGFフィールド]

 先月、中学校を卒業したばかりだ。しかし、ジュビロ磐田U-18MF藤原健介(1年)はプレミアリーグ開幕節でスタメン出場を果たすと、90分間をピッチ上で戦い抜き、チームの白星発進に貢献した。

「中学の卒業式は3月19日くらいだった」という藤原は、「練習試合でも35分とかだったので、初めての45分ハーフ。ちょっと不安でした」と苦笑したものの、堂々と開幕スタメンの座を勝ち取る。先発に抜擢した世登泰二監督は、磐田U-15育ちの藤原の能力を十分に理解していた。

「彼の力もサッカー的なフィーリングセンスも十分に分かっていた。プレミアの強度の中でどれだけできるか不安はあったけど、シーズン前のトレーニングマッチで使ってきた中で、足りない部分を補うだけの技術があるし、十分に戦っていける」と判断。本人は試合前日の夜に「2回起きた」と緊張感もあったようだが、「ベンチで円陣を組んで緊張がなくなった」とピッチへと向かった。

 ボランチの位置に入ると、コンビを組むMF清田奈央弥(3年)との「距離感を意識」してプレー。中盤の底にとどまるのではなく「前でプレーできることは監督にアピールしていたし、前への推進力を生めるのは自分の特長」と前線へと駆け上がり、巧みなダイレクトプレーで攻撃に新たなリズムを加えた。またCKキッカーを清田とともに務め、FKも「蹴らせて下さいとずっと言っていた」とアピールして、終盤のFKではキッカーを任されるなど、自らの武器を惜しみなく披露した。

「初めてのプレミアリーグだったので、プレースピードに慣れるのに時間がかかったけど、慣れない中で自分の良いプレー、特長を生かすことを考えた。(フル出場は)不安だったけど気持ちで走り切りました」

 高校年代初の公式戦で手応えを得たように、指揮官も「ボックス近くまで来ても慌てないで、ミニゲームの感覚でサッカーができる。そこはチームの中でも突出しており、今までそういうタイプの選手がいなかったので、アクセントとしては良かった」とデビュー戦のパフォーマンスを評価した。

 無限の可能性を秘める15歳は「今年の目標はスタメンに定着すること。去年よりもチームとして良い成績を残し、一つでも上を目指したい」と視線を上げて歩みを進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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