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[プレミアリーグWEST]G大阪ユースは交代出場FW大谷の劇的ゴールで勝ち点1もぎ取る

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後半アディショナルタイム、ガンバ大阪ユースFW大谷優斗が同点ゴール

[4.6 プレミアリーグWEST第1節 G大阪ユース 1-1 大津高 ヤンマーフィー]
 
 18年プレミアリーグWEST2位のガンバ大阪ユース(大阪)は、試合終了間際の同点ゴールによって勝ち点1をもぎ取った。

 0-1の後半アディショナルタイム、G大阪は左CKをMF川崎修平(3年)が蹴り込む。GK、DFがクリアできずにこぼれたボールを「絶対に決めようと。自分はヘディング苦手なので、そのこぼれとか狙っていたら来たのであとは決めるだけでした」というFW大谷優斗(3年)が、豪快な右足シュートでゴールを破った。

 渾身の一撃でチームを救った大谷は、チームメートたちとハイタッチ。後半31分に「スピードがあるので、ロングボールに反応して、取ってくれ」と島田貴裕監督から送り出された俊足FWはその爆発的なスピードで大津高を苦しめ、最後に貴重な1得点をもたらした。

 G大阪はこの日、3月31日のY.S.C.C.横浜戦でJ3デビュー戦ゴールを決めたMF食野壮磨(3年)も先発。大津の10番MF濃野公人(3年)から「ボールタッチだったり柔らかくて凄い」と評されるプレーを見せていたが、存在感が高まったのは相手の運動量が落ちた試合終盤になってからだった。

 島田監督は我慢の時間帯もあった試合で耐え、最後に引き分けに持ち込んだことは評価していたものの、食野を含めた各選手がより個のレベルを上げて試合で力を発揮することを求めていた。荒れたピッチの中で課題となったビルドアップなども修正して、次の試合に臨む。

(取材・文 吉田太郎)
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