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ユーベはナポリの勝敗次第で8連覇が決定! 19歳キーンの5戦連続弾で逆転勝利

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FWモイーズ・キーンが公式戦5試合連続ゴール

[4.6 セリエA第31節 ユベントス2-1ミラン]

 セリエAは6日に第31節を行った。ユベントスミランが対戦し、ユベントスが2ー1で勝利。19歳のイタリア代表FWモイーズ・キーンが公式戦5試合連続ゴールとなる逆転弾で勝利に導いた。

 首位を走るユベントスには今節で優勝の可能性がある。ユベントスがミランに勝利し、2位ナポリが7日の試合でジェノアに敗れると、残り7試合で両者の勝ち点差は「21」となる。セリエAでは同勝ち点になった場合、得失点差ではなく直接対決の成績が考慮され、ユベントスは今季ナポリに既に2勝を挙げている。残り試合すべてでユベントスが敗れてナポリが勝利した場合でも、両者は同勝ち点「81」に。よって、今節での勝敗によりユベントスの前人未到の8連覇が決まる。

 ユベントスは3-5-2の布陣を敷く。最前線には戦線復帰を果たしたFWパウロ・ディバラとFWマリオ・マンジュキッチが並んだ。一方、ミランは4-3-3の布陣。ユベントスと同様に負傷者が増えてきており、MFルーカス・パケタやGKジャンルイジ・ドンナルンマが欠場となった。FWクシシュトフ・ピョンテクが中央から攻撃を仕掛けていく。

 拮抗した展開の中でユベントスにハプニング。途中で負傷したMFエムレ・カンが前半25分にピッチに座り込んでプレー続行不可能に。代わりにMFサミ・ケディラが投入される。

 ミランは前半34分、MFハカン・チャルハノールが右サイドからクロスを上げると、ボールがDFアレックス・サンドロの肘に接触。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で確認されるが、判定はハンドとならず、ミランにPKは与えられなかった。

 しかしその5分後にミランが先制する。前半39分、ユベントスのDFレオナルド・ボヌッチのパスをカットしたMFティエムエ・バカヨコがPA手前でワンタッチパス。ピョンテクがPAライン上でトラップして右足を振り抜き、ゴール右に流し込んだ。

 追いかけるユベントスは前半終了間際にディバラやマンジュキッチが猛攻を仕掛ける。しかし、ミランのGKペペ・レイナの好セーブによって阻まれてゴールとはならず、前半は1-0のミランリードで折り返した。

 ミランが新エースの実力を見せつけたものの、ユベントスは冷静さを失わない。後半14分にはディバラがPA内でミランDFマテオ・ムサッキオに倒されてPKを獲得。キッカーはそのままディバラが務め、ゴール正面に落ち着いて決め切った。

 試合を振り出しに戻したユベントスは早々に交代カードを使い切る。後半16分にはDFレオナルド・スピナッツォーラに代えてMFミラレム・ピャニッチが、同21分には同点弾のディバラに代えて好調のキーンが投入された。

 逆転を狙うユベントスと守りを固めるミラン。すると後半39分に均衡が破れる。中盤でピャニッチがパスカットし、PA右へ。パスを受けたキーンが渾身の右足シュートを放ち、ゴール左に突き刺した。

 19歳のイタリア代表FWは公式戦5試合連続ゴールに。成長を証明する逆転弾を挙げ、ユベントスは2-1で勝利した。7日のナポリが敗れれば8連覇が決定する。

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