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横浜FCは17歳MF斉藤光毅が救世主に…両チームPK弾で福岡とドロー

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横浜FCと福岡はドロー

[4.7 J2第8節 横浜FC 1-1 福岡 ニッパツ]

 J2第8節が7日に各地で行われた。ニッパツ三ツ沢球技場では12位横浜FCと18位アビスパ福岡が対戦。後半12分に福岡のFWヤン・ドンヒョンがPKで先制点を挙げたが、横浜FCも同34分にFWイバがPKを沈めて追いつき、1-1の引き分けに終わった。

 横浜FCは前節の愛媛戦(2-1)から先発5人を変更。MF北爪健吾とMFレアンドロ・ドミンゲスが2試合ぶりにスタメン復帰し、ユース育ちの18歳MF安永玲央と17歳MF斉藤光毅がプロ初先発を果たした。そしてFW三浦知良が3試合ぶりにスタートから起用され、自身の持つJ2リーグ戦最年長出場記録を52歳1か月12日に更新。フォーメーションは3-4-2-1で臨み、三浦が1トップに入った。対する福岡は、前節の栃木戦(2-1)からのスタメン変更は1人のみ。MF前川大河が2試合ぶりに先発復帰し、4-2-3-1のトップ下を務めた。

 今季初の連勝を狙うチーム同士の一戦。開始から互いにコンパクトな陣形を保ち、大きなチャンスが生まれることなく時間が推移していく。両チームとも最終ラインのつなぎのミスからヒヤリとする場面を招いたが、致命傷には至らない。膠着状態が続く中、前半17分に福岡のヤン・ドンヒョンがPA手前左から強引に右足でシュート。しかし、枠の右外にそれた。

 前半27分には横浜FCの斉藤のスルーパスからPA内右の北爪がフィニッシュに持ち込むが、GKセランテスの正面を突く。福岡は同37分に右CKを獲得し、キッカーのMF鈴木惇のクロスにDF篠原弘次郎が頭で合わせる。しかし、ヘディングシュートはクロスバーの上へ。さらに同44分、前川がPA手前左から右足で鋭い低空ショットを放つも、ボールは左外のサイドネットをかすめ、0-0のままハーフタイムを迎えた。

 福岡は後半の開始からセンターバックのDF三國ケネディエブスに代え、DF石原広教を投入する。高卒ルーキーながらここまで5試合で先発フル出場していた三國だったが、スタメン6試合目で初めて途中交代となった。2試合ぶりに出場した石原は右サイドバックを担当。同ポジションにいたDF實藤友紀がセンターバックにスライドした。

 一方の横浜FCも後半7分に動く。1トップで奮闘していた三浦を下げ、イバを投入。三浦が前回スタメン出場した第5節の岐阜戦(2-0)と同じ交代パターンとなった。背番号10は同9分にさっそく持ち味を発揮。右サイドのFKからレアンドロ・ドミンゲスがクロスを送り、イバが頭で合わせる。だが、強烈なヘディングシュートは枠の上に飛んだ。

 ピンチをしのいだ福岡は後半11分にMF松田力がPA内左で北爪に倒され、PKを獲得する。キッカーを務めたのは、チームトップの2得点を記録しているヤン・ドンヒョン。右足で豪快にゴール中央へ蹴り込み、ついにスコアを動かした。

 横浜FCもすぐに反撃を仕掛ける。斉藤が右サイドで相手をかわし、折り返したボールがPA内中央でフリーのレアンドロ・ドミンゲスへ。しかし、右足で大きくふかしてしまい、同点弾は奪えない。後半15分には2枚替えでMF佐藤謙介とFW戸島章を投入。4バックに変更し、戸島がイバと2トップを組んだ。

 横浜FCはホームの大声援を背に攻勢をかけると、後半32分に波状攻撃から斉藤が右足で放ったシュートがPA内の篠原の手に当たり、PKを獲得。同34分にPKキッカーを任されたイバが左足でゴール中央に突き刺し、1-1とする。その後も斉藤やイバらが攻め込んだものの、同点で終了のホイッスルを聞いた。

(取材・文 阿部哲也)
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