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“休養十分”ウタカが早くも5点目!負けない甲府、首位明け渡すも「後半勝負」でドロー

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ウタカの今季5点目でドローに持ち込んだ

[4.7 J2第8節 町田1-1甲府 町田]

 休養十分のエースがチームを救った。1点ビハインドのまま終盤に突入したヴァンフォーレ甲府は、前線に厚みを持たせてパワープレーを仕掛ける。

 すると後半35分、相手のクリアミスを途中出場のFW佐藤洸一が繋ぐと、同じく途中出場のFWドゥドゥがボレーで合わせる。これはGKに防がれたが、FWピーター・ウタカが跳ね返りを押し込んで、同点弾を決めた。

 後半勝負。中3日の連戦を続ける甲府は、前節2ゴールのドゥドゥをベンチスタートさせるなど、先発5人を変更。前節はベンチで温存させたウタカらをスタメンに復帰させて、試合に臨んでいた。

 伊藤彰監督も「後半勝負」というプランを持って臨んでいたという。前半にMF佐藤和弘が負傷退場する誤算はあったが、後半は狙い通りの時間帯でドゥドゥと佐藤洸を投入。ウタカの4試合ぶりとなる今季5点目を引き出した。

 前節立った首位の座こそ明け渡したが、開幕から4勝4分と負けなしは継続させた。ただ指揮官は「多少なりとも選手のモチベーションというか、いろんなものはあった。だからこそ負けられないという意地は見せてくれたのかな」と心理面での好影響があったことを強調した。

 負けないことは大切だが、やはり勝ち点3を積み上げることが必要になっていく。次節は3位の水戸との上位対決になるが、ウタカは「毎回100%以上の力を出せば負けない。だから諦めない姿勢、勝ちたいというメンタルをもっと出すことが大事になる。(今季5点目だが)まだまだ満足していない。チームが勝つことを考えて、この調子を続けたい」と気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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