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浦和、ACL初黒星で首位陥落…ホームで全北現代に完封負け

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浦和レッズはホームで完封負け

[4.9 ACLグループG第3節 浦和0-1全北現代 埼玉]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は9日、グループG第3節を開催し、勝ち点4で首位に立つ浦和レッズが同3で3位の全北現代(韓国)をホームに迎え、0-1の完封負けを喫した。今大会初黒星で首位から陥落した浦和は4月24日の第4節で、この日敗れた全北現代(韓国)のホームに乗り込む。

 浦和は4日のJ1第6節横浜FM戦(●0-3)から先発2人を入れ替え、MF宇賀神友弥、DF岩波拓也らを先発起用。3-5-2のシステムを採用し、GKに西川周作、最終ラインは右から岩波、DFマウリシオ、DF槙野智章を配置。中盤はアンカーにMF青木拓矢、アウトサイドは右にMF森脇良太、左に宇賀神、インサイドハーフにはMFエヴェルトンとMF柏木陽介を並べ、2トップはFW武藤雄樹とFW興梠慎三を配置した。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりから全北現代にゴールを脅かされるが、前半6分にMFリカルド・ロペスが放った枠を捉えたシュートは西川が弾き出し、同7分に放たれたDFチェ・チョルスンの鋭いシュートは枠左に外れて難を逃れた。その後も全北現代に押し込まれる時間帯が続いたが、体を張った守備ではね返して得点を許さずに試合を進める。

 なかなか攻撃の形を作れなかった浦和だが、前半32分にフィニッシュまで持ち込む。岩波のサイドチェンジを受けた宇賀神が左サイドを突破してクロスを送ると、ファーサイドの武藤がヘディングで合わせたものの、GKソン・ボングンの守備範囲に飛んでしまう。さらに同33分には槙野がPA外から強烈なミドルシュートを枠内に飛ばしたが、ソン・ボングンに阻まれてしまった。

 前半をスコアレスで折り返した試合は、後半8分に浦和がゴールを脅かす。武藤からパスを受けた森脇が中央に持ち出して左足の鋭いシュートを放つが、ボールはポストを叩き、こぼれ球に反応した柏木のシュートは枠上に外れてしまう。さらに同17分にはドリブルで運んだ武藤がフィニッシュまで持ち込むも、シュートは枠を捉え切れなかった。

 すると後半32分、MFリカルド・ロペスとのパス交換でPA内に侵入したFWアドリアーノにネットを揺らされ、全北現代に先制を許してしまう。1点のビハインドを背負った浦和は同33分にエヴェルトンに代えてMF柴戸海を投入。同39分には柏木のパスを受けた宇賀神が狙ったシュートがクロスバーを叩き、同点ゴールとはならず。同39分には柏木に代えてMF汰木康也、同43分には岩波に代えてFW杉本健勇をピッチへと送り込んで状況を打開しようと試みる。

 しかし、最後までゴールを狙った浦和に得点は生まれず、0-1の完封負けを喫した。

(取材・文 折戸岳彦)
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