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「あまりにも強いチーム」韓国メディア、敵地で劇的逆転勝ちの王者・鹿島を称賛

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逆転勝利をおさめた鹿島アントラーズ

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第3節が9日に行われ、前回王者の鹿島アントラーズが敵地で慶南FC(韓国)に劇的な逆転勝ちを収めた一方で、浦和レッズは、全北現代(韓国)にホームで0-1と敗れた。韓国メディア『news1』が、対極に終わった“日韓対決”を総括している。

 敵地に乗り込んだディフェンディング・チャンピオンの鹿島は、前半終了間際にGKクォン・スンテが負傷交代するアクシデントに見舞われてしまう。

 後半に入るとオウンゴールで先制点を献上すると、71分にも追加点を決められて2点ビハインドに。それでも75分にオウンゴールで1点を返して反撃体制に出たが、84分に犬飼智也が2枚目の警告を受けて退場処分に。

 数的不利となり絶望的な状況となったが、後半アディショナルタイムにFW金森健志とMFセルジーニョで一挙2ゴールを奪取。雨が降りしきるアウェーで劇的な勝ち点3を手にした。

 韓国メディア『news1』は、「90分まで慶南は、鹿島が退場者を出して数的優位に立っていたが、勝負は終わっていなかった。同点として勢いづいた鹿島に逆転ゴールを決められた」とし、痛恨の逆転負けを「悪夢」と表現。「リードしてあまりにも後ろに引きすぎたことが裏目に出た」と厳しい言葉を綴った。

 その上で「(鹿島戦に)勝利していなければ、16強は容易ではなくなるという判断だった。事実、それを実現するに鹿島はあまりにも強いチームだった」と、クラブ史上初のACL白星を目の前にして敗れた一戦を総括した。

 一方で浦和と全北の一戦は、前半からアウェーの全北がKリーグ3連覇中の実力そのままに攻勢に出る展開に。前半をしのいだ浦和は、後半にDF森脇良太のシュートがポストに嫌われるなど不運が続くと、77分にMFリカルド・ロペスとFWアドリアーノのブラジルコンビに均衡を破られてしまう。MF柴戸海、MF汰木康也、FW杉本健勇を一気に投入したが反撃も実らず。ホームで今季ACL初黒星を喫した。

 同メディアは「終始拮抗した攻防戦が繰り広げられた」と振り返りつつ、「アドリアーノが主人公となり、難しい日本遠征で勝ち点3を得ることができた」と、全北の戦いぶりを評価。「全北は16強進出へ有利な立場に立った。2016年以来、再びアジアの頂点に挑戦するために大きな壁を超えた」と続けた。

 一方で浦和については「良いチャンスも多かった」が、「幸運の女神は全北を眺めていた」と表現。圧倒的アウェーのなかで勝利を収めた全北に称賛の言葉を送っている。

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