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C・ロナウドが復帰戦でヘッド弾も…伊王者ユーベと“ヤングスター軍団”アヤックスのCL第1戦はドロー

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負傷から復帰したFWクリスティアーノ・ロナウドが先制弾

[4.10 欧州CL準々決勝 アヤックス1-1ユベントス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は10日、準々決勝第1戦を行った。ヨハン・クライフ・アレナではアヤックス(オランダ)とユベントス(イタリア)が対戦。負傷から復帰したFWクリスティアーノ・ロナウドがダイビングヘッドで先制点を決めるが、第1戦は1-1のドローに終わった。第2戦は16日、ユベントスのホームで行われる。

 3連覇王者のレアル・マドリーを破り、2002-03シーズン以来の準々決勝進出を果たしたアヤックス。4-2-3-1の布陣を敷き、19歳のオランダ代表DFマタイス・デ・リフトが最終ラインに立ちはだかる。中盤の底にはバルセロナへの来季加入が内定している21歳のオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング、トップ下には21歳のオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークとオランダの未来を担う逸材たちが揃う。最前線には得点頭のセルビア代表FWドゥシャン・タディッチが配置された。

 ユベントスはアトレティコ・マドリー戦での大逆転勝利から準々決勝へ。その功労者であるC・ロナウドはポルトガル代表戦での負傷で今試合に間に合うか不透明だったが、見事復帰を果たしてスタメンに名を連ねた。しかし今度は主将であるDFジョルジョ・キエッリーニが負傷で欠場に。不安要素も残る中、4-3-3の布陣でアウェー戦に挑んだ。

 序盤からアヤックスは巧みなパスワークで敵陣に進入。前半19分、PA付近でデ・ヨングの落としからMFハキム・ツィエクが左足シュートを放つと、ボールは緩やかな放物線を描きゴール枠内へ。しかしGKボイチェフ・シュチェスニーによって弾かれた。守備面でもしっかりと相手エースに仕事をさせない。同30分にはユベントスの右CKからC・ロナウドに右足ボレーを打たれるが、デ・リフトがしっかりとシュートコースを打ち消し、大きなピンチを作らせない。

 アヤックスは前半41分、DFニコラス・タグリアフィコがDFジョアン・カンセロにファウルをしてイエローカード。累積警告により第2戦の出場停止が決まった。すると試合を支配しつつも得点ができないアヤックスに対し、ユベントスが一瞬の隙を突く。

 ユベントスは前半45分、中盤でMFロドリゴ・ベンタンクールがボールを運び、C・ロナウドへ。そこからカンセロにパスが渡ると、PA内に緩やかな浮き球パスを放つ。敵陣ではベンタンクールがニアに走り込んでアヤックス守備陣を引き付けると、PA中央にぽっかり空いたスペースにC・ロナウドが走り込み、鮮やかなダイビングヘッドでゴールにボールを叩き込んだ。

 前半を最高の形で折り返したユベントスだが、アヤックスも後半開始早々に意地の同点弾を叩き込む。後半1分、ブラジル代表デビューを飾ったばかりの22歳FWダビド・ネレスが左サイドでカンセロからボールを奪取。そのままPA左に入り込み、再びマークについたカンセロをかわすと、右足シュートをゴール右に流し込んだ。

 再びイーブンな展開に持ち込んだアヤックスは勢いを味方に。後半6分にはデ・ヨングがボールを奪ってカウンターを仕掛け、タディッチのパスを受けたネレスがゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。

 流れを変えたいユベントスは後半15分に最初の交代カードを切る。FWマリオ・マンジュキッチに代えて、負傷から約2か月ぶりの復帰となるMFドウグラス・コスタを投入。右サイドからの局面打開を狙い、C・ロナウドは左から中央に、FWフェデリコ・ベルナルデスキは右から左サイドに移った。さらに同30分にはMFブレズ・マトゥイディが足を痛め、FWパウロ・ディバラが投入された。

 アヤックスも後半30分にMFラセ・シェーネに代え、欧州CLデビュー戦となる19歳のMFユルヘン・エケレンカンプを入れる。終始ボールを持ち続けて試合を支配する一方、ユベントスもしっかり守ってワンチャンスを狙った。

 試合はそのまま1-1で終了。アヤックスは勢いに乗ったものの勝利を勝ち取れず。先制したユベントスは同点に追いつかれたが、アウェーゴールという布石を打って16日の第2戦に向かう。

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