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バルセロナが敵地で1-0先勝!! “対策万全”マンUは悔やまれるオウンゴール…

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オウンゴールを誘発して喜ぶバルセロナFWルイス・スアレス

[4.10 欧州CL準々決勝第1戦 マンチェスター・U0-1バルセロナ]

 UEFAチャンピオンズリーグは10日、準々決勝第1戦を行い、マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)とバルセロナ(スペイン)が対戦した。ホームのマンチェスター・Uがバルセロナの攻撃陣を苦しめたが、前半12分に献上したオウンゴールが決勝点となって0-1で敗戦。1点のビハインドを負って16日、敵地での第2戦に挑む。

 マンチェスター・Uの本拠地オールド・トラッフォードで迎えた第1戦。オーレ・グンナー・スールシャール監督は3バックの前にウイングバックとアンカーを置き、前線に2トップ2シャドーを形成する3-3-2-2のような布陣を採用し、バルセロナの4-3-3に対してマンツーマン気味に噛み合わせる作戦に打って出た。

 しかし、先手を取ったのはバルセロナ。前半12分、MFセルヒオ・ブスケツの浮き球スルーパスにFWリオネル・メッシが裏を取ると、エリア内で左に流れて大外に送り込む。すると、これに反応したのはFWルイス・スアレス。ヘディングで折り返したボールがDFルーク・ショーに当たってネットを揺らした。

 対するマンチェスター・Uは、執拗なカウンター狙いで反撃のチャンスを伺う。FWマーカス・ラッシュフォード、FWロメル・ルカクの2トップが何度も相手の最終ライン裏に抜け出し、ボールポゼッションの時間は短いながらも得点の匂いを感じさせると、1点リードのバルセロナはブロックラインを下げた対応を強いられた。

 バルセロナは前半29分、DFクリス・スモーリングと空中戦を競り合ったメッシが鼻から流血する場面も。その直後、エリア内でしかけたMFスコット・マクトミネイがDFジェラール・ピケがに倒されるもノーファウルで流された。バルセロナは同36分、スアレスのポストからコウチーニョが狙ったが、GKダビド・デ・ヘアが左足で防いだ。

 マンチェスター・Uは前半40分、右サイドに開いたラッシュフォードのクロスが大外に送られると、ウイングバックから飛び込んできたMFディオゴ・ダロットがヘディングで合わせるもミートせず。その後もたびたびクロスから相手ゴール前に迫ったが、得点を奪えないままハーフタイムを迎えた。

 後半戦の立ち上がりはマンチェスター・Uが優勢を保った。後半5分、マクトミネイのクロスがブスケツの腕に当たったがノーファウルの判定。同7分にはMFアシュリー・ヤングのクロスをGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンはパンチで弾き、こぼれ球をラッシュフォードがボレーで狙ったが、ミートせずに大きく枠を外れた。

 なかなかチャンスのつくれないバルセロナは後半20分、DFネウソン・セメドのスルーパスにスアレスが抜け出したが、シュートはサイドネットに直撃。ここでMFアルトゥール、コウチーニョを下げてMFセルジ・ロベルトとMFアルトゥーロ・ビダルを入れた。同21分、DFジョルディ・アルバの決定機はデ・ヘアに阻まれた。

 マンチェスター・Uは後半23分、ルカクに代わってFWアントニー・マルシャルを投入。すると同25分、マルシャルは鋭い突破からゴール正面でFKを獲得したが、ラッシュフォードの無回転キックは大きく枠の外へ飛んだ。同28分にはダロットに代わってMFジェシー・リンガードを起用した。

 ここでスールシャール監督はフォーメーションを4-4-2に変更し、伝統のシステムで攻勢に出ようと試みる。ところがポグバが中盤を自由に動くため、反対にバルセロナの勢いが増していき、同37分にゴール正面やや右でFKを与えてしまう。それでも同38分、壁下を狙ったメッシのFKはデ・ヘアがキャッチした。

 そろそろ1点がほしいマンチェスター・Uは後半40分、ラッシュフォードを下げてMFアンドレアス・ペレイラを投入。しかし、その後はバルセロナの固い守備をなかなか崩せずにいると、MFカルレス・アレニャの投入で時間を使われ、そのままタイムアップ。入念な対策をして臨み、バルセロナの攻撃陣を抑え込んだマンチェスター・Uだったが、序盤のオウンゴールに屈する形となった。


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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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