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「チームの頑張りが得点につながった」琉球、AT5分に“上里キャノン”炸裂!!

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左足で同点弾を叩き込んだ琉球MF上里一将

[4.13 J2第9節 東京V1-1琉球 味スタ]

「チームが最後まで戦ってくれて、ダニ(GKカルバハル)がビッグセーブをしてくれて、チームの頑張りが得点につながったと思う」。後半アディショナルタイム、武器の左足で劇的な同点ゴールを沈めたFC琉球MF上里一将は落ち着いた様子で語った。

 琉球は初のJ2挑戦となった今季、開幕4連勝を果たしたものの、直近4試合では3分1敗。試合の主導権を握りながらも勝ち星から遠ざかっている中、J2第9節の東京V戦も前半39分にミドルシュートから失点し、苦しい展開を強いられていた。

 しかし後半24分、直前に鼻から出血していたカルバハルが負傷を押してFW林陵平のPKを阻止。カルバハルの治療時間によって得た8分間のアディショナルタイムで同点を狙うと、AT5分に上里が左足を豪快に振り抜き、鋭いストレートショットで土壇場での同点弾を叩き込んだ。

「交代選手を含め、リズムが出るワンタッチが増えてきて、変わった選手がやってくれた。これでいい競争が出てくると思う」。加入1年目ながら主将に就任。地元沖縄に生まれたJ2クラブのリーダーを担う33歳は自らの功績に目を向けず、あくまでもチーム全体を見つめる。

 これで5試合勝ちなし。しかしその一方、直近3度の引き分けはいずれもラスト10分で追い付いたものだ。「失点しても追いつけると思いながらやっているし、複数得点できれば勝ちにつなげられるとみんなが思っている」(上里)。しぶとく戦った経験を財産とし、勝ちに近づく道筋はしっかりと見えている。

(取材・文 竹内達也)
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