[4.13 J1第7節 横浜FM1-1名古屋 日産ス]

　前半8分、PKで決まった名古屋グランパスの先制点後には、ゆりかごパフォーマンスが実施された。6日に生まれたDF中谷進之介の第1子となる長女を祝福するパフォーマンスだった。

　試合前からFWジョーにはゴールを決めたらゆりかごパフォーマンスをしてほしいとお願いしていたのだという。「ジョーに『頼むね』って言ったら、『じゃあ』って言ってやってくれた」。ただ表情が緩んだのはこの時だけだった。

　チームはその後、カウンターから失点して引き分け。中谷自身も「失点シーンに関しては自分と丸君(丸山)が戻らないといけなかった」と反省材料の残る試合になってしまった。

「勝ち点3を取って帰りたかったのが正直な感想。東京戦と鹿島戦は勝ち点1を取れなかったので、その点では良かったのかもしれないですが、僕個人としては勝ち点3が取りたかったです」

　中谷にとって、この日の試合はJ1通算100試合目の記念すべき試合だった。これについては「柏時代から積み上げてきたものなので、一つの形になったことは良かったですけど、まだまだ通過点」と話すと、「200試合、300試合と行けるように頑張りたい」と気合を入れ直していた。　

(取材・文　児玉幸洋)

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