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鄭大世が吠えた!! 磐田連破の清水、“平成最後の静岡ダービー”で今季リーグ初白星つかむ

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先制点を決めた鄭大世

[4.14 J1第7節 磐田1-2清水 エコパ]

 J1リーグは14日、第7節2日目を行った。エコパスタジアムでは清水エスパルスジュビロ磐田が対戦。清水が“平成最後の静岡ダービー”を2-1で制し、今季リーグ初勝利を飾った。

 前節・湘南戦(2-0)で今季リーグ戦初勝利を飾った磐田は、10日のルヴァン杯で松本を3-1で下し、調子を上げてきている。先発は松本戦から全員を入れ替え、FW大久保嘉人やMF森谷賢太郎、MFアダイウトンらを起用した。対する清水は、リーグ戦で未だ勝利がなく2連敗中。先発はルヴァン杯・G大阪戦(1-1)からFW北川航也を除く10人を変更し、FW鄭大世やMF金子翔太らが名を連ねた。

 両クラブは3月13日のルヴァン杯で対戦しており、FW滝裕太のゴールにより1-0で清水が勝利。約1か月ぶりの再戦は、清水のペースで試合が進んだ。そんな中、磐田に決定機が訪れる。前半17分、DF小川大貴の折り返しをMF山田大記が右足シュートを放ち、こぼれ球にフリーとなっていたMFアダイウトンが反応。左足でシュートを放ったが、惜しくもクロスバー上に外れた。

 試合が動いたのは前半36分だった。清水は相手のオフサイドからGK六反勇治が前線に大きく蹴り込む。これに競り勝った鄭大世がゴール前に走り込むと、北川がつないだ浮き球パスを渾身のヘディングシュート。GKカミンスキーのプレッシャーにも屈せず、ゴールネットを揺らして雄叫びをあげた。

 早い時間帯に追いつきたい磐田は、後半8分に森谷に代えてFWロドリゲスを投入。攻勢を強める。だが、パスミスから痛恨の追加点を許してしまう。清水は13分、敵陣中央でパスカットしたMF中村慶太のスルーパスで北川が抜け出し、左足シュートをねじ込んで2-0。北川の公式戦3試合連続ゴールでリードを広げた。

 2点ビハインドの磐田は後半18分に2枚替え。大久保と山田を下げ、MFエレンとMF荒木大吾を投入し、交代カードを使い切った。22分、左CKからDF大南拓磨の打点高いヘディングシュートはわずかに枠を外れたが、4分後に1点を返す。26分、左サイドからエレンが左足でクロスを入れ、フリーで待っていたロドリゲスが頭で合わせて1-2とした。

 これで流れは磐田へ。一気にたたみ掛け、同点ゴールを狙いに行った。耐える清水は、後半35分に北川に代えてFWドウグラスを投入。だが、磐田の勢いは衰えず、苦しい時間が続いた。44分には中村に代えてMF六平光成を入れて逃げ切りを図り、そのままタイムアップ。清水が2-1で逃げ切って待望のリーグ初白星を手にした。なお、リーグ戦での静岡ダービーはこれで49回目。その戦績は清水側からみて19勝6分24敗となっている。

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