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「昔は鉄砲玉だったが…」指揮官ガットゥーゾが“衰え”を実感

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ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が衰えを実感

 13日、ミランvsラツィオの一戦は1-0でミランが勝利を収めた。試合終了直後には両チームが入り乱れた騒動となり、ミラン指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が選手たちの間に割って入り、沈静化に尽力した。

 現役時代は闘志あふれるプレーを持ち味とし“リンギオ”(獣の叫び声)と称されたガットゥーゾ監督。かつてはこういった揉め事の時、最前線で相手選手と激しいやり合いをしていた。だが、ミラン指揮官となった現在はそのような状況になっても選手に加担せず、沈静化に務めていた。

 試合終了後、ガットゥーゾ監督は『DAZN』のインタビューで次のように語り、現役時代とはあらゆることが異なると強調した。

「あのシーンではちょっとエキサイトしたね。私が現役だった時は鉄砲玉でね。こういう騒動の時は真っ先に飛び込んでいったものだ。それはみんなもよく知っていると思うけど……」

「今はもうその時とは異なる役割を担っている。監督という立場だし、それに選手たちはみんな毎日ジムで鍛えているやつらだ。まともにやり合っても以前ほど強さを見せることはできない。老いてしまったね」

 1-0という結果については「ラツィオとの戦いは、いつもすべてを出し切る必要がある。選手たちはいいパフォーマンスを見せて、この結果につながったと思うよ」と語り、選手たちの健闘をたたえた。

 その一方、この試合終了後にミランのMFティエムエ・バカヨコとMFフランク・ケシエが、交換したDFフランチェスコ・アチェルビのユニフォームを掲げ、ラツィオ戦勝利を祝う場面もあった。

 この行為には批判の声が集中しており、バカヨコ本人も自身のSNSで「仲直りのためユニフォームを交換した。あれは遊び心の行為だったし、誰かを失望させるものではなかった。気を悪くしたら申し訳ない」と弁明している。

 ミランが1-0でラツィオを下したものの、この試合の余波はまだ尾を引きそうな様相を呈している。

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