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同点劇導いたシャドー総替え…松本反町監督「大然も中美も全然悪くなかったが」

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試合後、古巣湘南のチョウ・キジェ監督と握手する反町康治監督

[4.14 J1第7節 湘南1-1松本 BMWス]

 交代選手たちの働きが貴重な勝ち点1を導いた。松本山雅FCは1点ビハインドで迎えた後半18分にMF{{杉本太郎}、同26分にFW永井龍を送り込み、先発2シャドーをいずれも交代。その用兵が功を奏し、同38分にFWレアンドロ・ペレイラの同点ゴールが生まれた。

 この日の松本はアグレッシブなスタイルを持つ湘南に対し、やや受けに回るような立ち上がり。前半はほとんどの時間帯で主導権を握られ、反町康治監督も「低調でいつやられてもおかしくなかった」と振り返る。そうして入った後半2分、ハーフタイムに注意していたというスローインから失点。いよいよ窮地に立たされる形となった。

 そこで指揮官は「大然も中美も全然悪くなかったが、このまま行くと負けてしまう」と考え、FW前田大然とFW中美慶哉の2シャドーの交代を決断。すると、そこから徐々に試合の形勢を盛り返し、終盤にはトランジションを制したL・ペレイラが同点弾をマークし、敵地で勝ち点1を獲得した。

「杉本は隙間でボールを受けて、前を向く力がある。湘南の戻りが早く、ボランチが前がかりだったので有効かと考えた。また、普段は1トップで使っている永井はゴール感覚が優れていて、練習でも両方できるようにやってきたので、それがある意味良かったと思う」。

 そう振り返った反町監督は「勝ち点3を取れてもおかしくないところはあった」としつつ、「失点してから目が覚めて、重心が前に行って、交代選手も含めてリズムをつくることができたのは勝ち点1につながった」と同点劇の要因を指摘。「奮起してやれたのを嬉しく思っているし、勝ち点1の重みを感じている中で、この勝ち点1は次につながる勝ち点1だった」と結果を前向きに捉えていた。

(取材・文 竹内達也)
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