beacon

U-20日本代表合宿“不在”の久保建英は…? 影山監督「今回はNOだった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF久保建英(FC東京)

 MF久保建英(FC東京)は自身2度目のU-20W杯に出場するのか――。U-20日本代表の千葉合宿(14日〜16日)は5月開幕のU-20W杯に臨むメンバー発表前最後のトレーニングキャンプとなったが、久保はメンバーに招集されなかった。影山雅永監督は「日本サッカー協会とクラブが話し合い、今回はNOだった」と説明。今回はほかにもメンバーを外れた主力選手がいるものの、久保“不在”の意味は議論を呼んでいた。

 今季、FC東京でリーグ戦全7試合に出場し、チームに欠かせない存在となった17歳はスペイン紙で今夏のバルサ復帰が報じられるなど、ピッチ内外でますます存在感を高めている。3月の代表ウイークはU-20日本代表の欧州遠征に参加せず、東京五輪世代のU-22日本代表に招集され、U-23アジア選手権予選で活躍した。

 森保一監督は久保のA代表招集に前向きな姿勢を示し、“待望論”も浮上。U-20W杯は5月末から6月にかけて開催されるが、6月にU-22日本代表はトゥーロン国際大会、A代表はキリンチャレンジカップとコパ・アメリカに臨む。久保はどの世代で日の丸を背負うのか、注目度が高まっている。

 もちろん、U-20日本代表にとって久保の実力と経験値は無二のものだが、影山監督は「我々が日本を代表する選手に携わっている中では、選手個人に最善の経験を積ませることが大事」と言及。「これは久保選手の話ではなく、それぞれの選手にとって」と強調したうえで、「それぞれの選手にどのステージを踏ませるべきかを議論することが大事」と続けた。

 一方、視察に訪れた森保監督は名前は出さず、6月シリーズの選考について、「どういうメンバーを組めるかは関塚委員長と話して、所属クラブと調整していただいている。どういう選手を招集できるかを踏まえて話していきたい」と話すにとどめた。

(取材・文 佐藤亜希子)

●U-20ワールドカップ2019特集ページ

TOP