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高打点ヘッドは枠外も…U-20日本代表DF三國「武器では絶対に負けられない」

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高さを発揮したU-20日本代表DF三國ケネディエブス(福岡)

[4.16 練習試合 U-20日本代表 1-1 全日本大学選抜]

 最終テストの国内合宿で、日の丸への思いを新たにした。192cmの上背を誇るU-20日本代表DF三國ケネディエブス(福岡)は最終日の練習試合終了後、「U-20W杯本戦に絶対に選ばれたいという気持ちが強くなった」と語った。

 青森山田高のセンターバックとして昨季の高校選手権制覇を果たした三國は今季、アビスパ福岡で開幕スタメンを勝ち取り、ここまでJ2リーグ戦7試合(第9節終了時点)に出場。高さという圧倒的な武器を発揮し、1学年上の選手たちが主体となるU-20日本代表のサバイバルレースも走っている。

 16日に行われた全日本大学選抜戦では前半の45分間にわたってプレー。兄のDF三國スティビアエブス(順天堂大)から「すごいって聞いていた」というFW旗手怜央(順天堂大)とのマッチアップをこなし、「正直ビビっていたけど思ったよりやれた」と一定の手応えを得たようだ。

 ただ、前半42分にはトリックを準備してきていたセットプレーから訪れた絶好のチャンスでヘディングシュートを放ったが、大きく枠を外す場面も。勝負を分ける飛び道具としてのミスには「タイミングが早すぎた。来たと思った時に早まってしまった」と悔やんでいた。

 三國にとってU-20ワールドカップは「自分のレベルがどれくらいなのか確かめられるし、自分の名前を世界に広められるチャンスになる大会」。5月上旬のメンバー発表で選ばれるため、そして世界を驚かせるために「武器では絶対に負けられないし、磨きをかけていきたい」と高さという持ち味をさらに効果的なものにしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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