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U-20W杯まで残り1か月…藤本寛也「練習でも高い強度を」

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MF藤本寛也(東京V)とFW旗手怜央(順天堂大)

[4.16 練習試合 U-20日本代表 1-1 全日本大学選抜]

 U-20W杯まで残された時間は限られている。U-20日本代表の千葉合宿3日目は練習試合(45分×2本)が行われ、MF藤本寛也(東京V)はボランチで先発出場。合宿で確認してきたセットプレーの場面では前半41分、右FKから左足で正確なキックを蹴り込み、チャンスを創出。ファーで味方が合わせられなかったが、続くチャンスもMF安部裕葵(鹿島)の左FKから生まれた。

 4-4-2をベースとするチームは終盤に4-1-3-2のオプションも試し、藤本は右サイドハーフに入った。影山監督が「グループリーグを突破するには様々な状況が考えられる」と、1か月後を見据えた初テスト。藤本も「形を変えて相手をズラしながら探っていける部分はある」と想定した。

 先発組は週末のJリーグで試合に絡んでいない選手がメイン。藤本は2年連続の開幕スタメンをつかみ、2試合連続で先発出場したが、徐々に出場機会を失っていた。久しぶりに90分間の実戦を戦ったことで、本大会に向けた課題も見えた。

 後半は全体の運動量が落ち、押し込まれる展開が続いた。ラスト15分はミスが出るなど動きの質が下がり、「最後は精度が落ちたり、判断のスピードが止まってしまったりしていた」と受け止めた。5月上旬のメンバー発表を控え、残された時間にどれだけ試合に絡めるか。「練習の中でもどれだけ高い強度を課せるか」と気合を入れ直した。

(取材・文 佐藤亜希子)

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