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VAR判定でぬか喜びに…スペイン紙「グアルディオラの悪夢」

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後半ATの決勝ゴールが決まり、歓喜したジョゼップ・グアルディオラ監督(写真左)だったが…

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は17日、準々決勝第2試合を行い、アウェーゴールの差でマンチェスター・シティを下したトッテナムが史上初のベスト4入りを決めた。スペインメディア『マルカ』は「グアルディオラの悪夢」と報じ、シティの敗戦を決定づけた2つのビデオ判定にフォーカスしている。

 第1戦を0-1で敗れたマンチェスター・Cは第2戦の前半4分、FWラヒーム・スターリングのゴールでさっそく先制。その後は失点を重ねながらもしぶとく加点すると、後半14分にはFWセルヒオ・アグエロのゴールで4-2とし、ついに合計スコア4-3で優位に立った。

 ところが後半28分、ゴール前の対応ミスからFWフェルナンド・ジョレンテに押し込まれて失点。直後にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入が行われたが、そのままゴールは認められた。ゴールネット越しの映像では、ジョレンテの肘にボールが当たる場面が映し出されていただけに、とても際どい判定だった。

 このままではアウェーゴール差で敗退。そんな後半アディショナルタイム3分にも、マンチェスター・CにVARが立ちはだかった。この日2点を決めていたスターリングが右サイドの崩しからネットに流し込み、劇的な勝ち越しゴールかと思われたが、直前にオフサイドがあったとして取り消しになったのだ。

 ネットが揺らされた直後、トッテナムの選手たちはうなだれてこそいたものの、レフェリーに抗議をする姿は見られなかった。一方、ジョゼップ・グアルディオラ監督とマンチェスター・Cの選手、そして彼らを後押ししたエディハド・スタジアムは興奮のるつぼだった。

 しかし、ゴール取り消しによってトッテナムの準決勝進出が決定。スペイン大手紙は母国レジェンドであるグアルディオラ監督の敗戦を受けて「多くの人々の心はビデオで止まってしまった」と伝え、VARによる判定修正を「グアルディオラにとっての悪夢だった」と報じている。


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