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攻守に奮闘した“暫定主将”山口蛍「下を向いても仕方ない」

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キャプテンマークを巻いて先発したMF山口蛍

[4.20 J1第8節 浦和1-0神戸 埼玉]

 主将を辞任したMFルーカス・ポドルスキに代わってキャプテンマークを巻いたのは今季、C大阪からヴィッセル神戸に移籍してきた加入1年目のMF山口蛍だった。

 昨季、C大阪でキャプテンを務めた山口だが、「一応、今日だけ付けて。次からだれが付けるかは分からない」と説明。チームとして正式に後任のキャプテンに指名されたわけではなく、あくまで“暫定キャプテン”であるようだ。

 MFセルジ・サンペールとダブルボランチを組み、中盤のスペースを埋めながら何度もボール奪取を見せた背番号5はビルドアップの面でも攻撃の起点となった。17日にフアン・マヌエル・リージョ前監督の退任が発表され、再登板となった吉田孝行新監督の下での初陣。直近3試合で9失点していた守備の改善には手応えもつかんだ。

「距離感とか、今まで個人個人でやっていたようなところを組織的にというか、みんなでやっていこうというのは意識してやった」。とはいえ、前半10分には守備陣のバックパスが乱れてボールを奪われ、PKで先制を許した。「ミスで失点することは避けないといけない。それがなければ(失点を)ゼロで抑えられる手応えもあった」だけに痛恨のミスだった。

 それでも「試合は続くし、こんなところで下を向いていても仕方がない。今日の試合でポジティブな面もたくさん見えてきたと思うで、それを前向きに捉えてやっていきたい」と切り替える。後半は一方的に浦和を押し込み、後半のシュート数は9対1。「あとは攻撃で点が取れるか」。今度は開幕戦以来2度目の無得点に終わった攻撃面を改善し、次節28日、ホームに2連覇中の王者・川崎Fを迎えるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)
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