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突然の監督交代劇から「切り替えを意識」吉永監督初采配で新潟に変化も…

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吉永一明新監督が初陣に臨んだ

[4.20 J2第10節 東京V 1-1 新潟 味スタ]

 アルビレックス新潟吉永一明新監督の初陣を白星で飾れなかった。14日付けで片渕浩一郎前監督が電撃解任され、アカデミーダイレクターから昇格する形で後任に就任。短い準備期間で東京V戦を迎えた。

 前半5分、右CKのチャンスにMF高木善朗が右足でニアサイドに蹴り込むと、DF大武峻がヘディングシュート。相手のクリアボールをレオナルドが冷静に右足で押し込んだ。幸先良く先制に成功したものの、ミスから同点弾を献上。前半は完全にペースを握ったが、攻勢の中で2点目が奪えず、試合終盤のチャンスも生かせなかった。

 初采配は引き分けに終わり、「非常に残念です」と吉永監督。開幕から全試合フルタイム出場だったDF渡邊泰基が先発から外れ、故障明けのDF広瀬健太が初スタメン。広瀬の穴を埋めていたDF新井直人は左サイドバックを務めた。

 4-2-3-1を採用し、先発復帰したレオナルドが1トップに入った。短い準備期間の中で前体制からの変化も見せ、ボールをつなぐスタイルを打ち出したが、指揮官は「つなぐことは目的ではない。みんなで前進する方法としてとった手段」と説明した。

 突然の監督交代劇から準備期間はわずか4日だった。古巣戦の高木は「気持ちを切り替えることを意識した。追加点が欲しかったですし、チャンスもあった」と悔しさをにじませた。先制ゴールのレオナルドは「1週間でやってきたことをやろうと思って入った。ゴールでチームを助けられたが、勝ち切れなかったことが残念」と話した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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