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「自分の成長を感じたい」Mayagekaがアジア2位で3年連続ウイイレ世界大会出場へ

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準優勝で世界切符を手にしたMayageka

『ウイニングイレブン(ウイイレ)2019』の世界No.1プレイヤーを決めるコナミ公式eスポーツ選手権「PES LEAGUE 2019」のアジア予選にあたる「PES LEAGUE 2019 ASIA REGIONAL FINALS」が20日、21日に都内のJFAハウスで開催され、「1v1部門」では日本代表のMayageka(@mayageka1993)が準優勝し、6月下旬に開催される世界大会「PES LEAGUE 2019 WORLD FINALS」への出場権を獲得した。

 アジア上位4選手に与えられる世界切符。20日に行われたグループリーグを首位通過したMayagekaは世界大会出場権の懸かる準々決勝でALEX(中国)と対戦し、一時はリードを許しながら3-2の逆転勝利で準決勝進出を決め、3年連続となるWORLD FINALS出場が確定した。

 準々決勝後、「ホッとしています。世界大会にまた出たい気持ちは人一倍強かった」と安堵の表情を見せた25歳は、続く準決勝でKalok.c(香港)に4-1で快勝。そして決勝ではインドネシアの新星、弱冠16歳のZEUS_FAIDANと対戦した。

「1v1部門」の決勝直前に行われた「CO-OP(3vs3)部門」決勝では、ZEUS_FAIDAN擁するWANI(インドネシア)が日本代表のBeginnersに3-2で勝利。ZEUS_FAIDANにとって個人&団体の2冠を懸けた「1v1部門」決勝は逆転に次ぐ逆転の展開となり、ZEUS_FAIDANがMayagekaに3-2で競り勝った。

 独特のドリブルテクニックを武器にアジアを制したZEUS_FAIDANに対し、「日本であのレベルの16歳はいない」と舌を巻いたMayageka。今大会ではうでぃ(日本)がVerysutton(香港)との準々決勝でCKから3失点し、3-5で敗れて世界切符を逃したが、長身選手をターゲットにニアからもファーからも得点を奪うセットプレーのパターンは「国内では見ない形。日本人の僕たちからすると衝撃的な3失点だった」(Mayageka)という。

 あらためてアジアの広さ、世界の難しさを思い知ったMayagekaだが、3年連続のWORLD FINALS出場という最低限の目標は果たした。過去2大会はいずれもベスト8。「2年連続でベスト8なので、自分の成長を感じるにはそこを超えるしかない」と、4強以上を目標に据える。

「1回目(の世界大会)は初めての海外の大会で、バタバタのまま終わった。2回目はそれまでにいろんな世界大会に出ていた分、緊張はなかったけど、実力が足りなかった。(世界と)差が縮まっているのか、いないのかは(世界大会に)行ってみないと分からない」。6月下旬に開催予定のWORLD FINALSに向け、闘志を燃やした。

(取材・文 西山紘平)

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