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大荒れの“ルール・ダービー”、ドルト指揮官は判定に苦言「なぜかハンドを取られた」

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“ルール・ダービー”で敗れたドルトムント

 “ルール・ダービー”でシャルケに2-4で敗れたドルトムント。ルシアン・ファブレ監督が主審の判定に対して強い憤りを見せた。クラブ公式サイトが伝えている。

 残り4試合で首位バイエルンと勝ち点1差で2位につけていたドルトムントは、27日に本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでシャルケと対戦。前半14分、FKの流れからMFジェイドン・サンチョのループパスに反応したMFマリオ・ゲッツェがヘディングシュートを叩き込み、先制に成功した。

 しかし、前半16分にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言により、FWブレール・エンボロのシュートブロックに入ったMFユリアン・バイグルのハンドと判定され、PKを献上。これをMFダニエル・カリジウリに決められ、同点に追いつかれてしまうと、28分には右CKからDFサリフ・サネに追加点を許し、前半を1-2で折り返した。

 後半に入っても厳しい判定が続く。後半15分、ドリブル突破を図ったMFスアト・セルダルの後方からFWマルコ・ロイスがスライディングタックル。これでロイスが一発退場となってしまうと、このFKをカリジウリに決められて1-3。さらに20分には、FWマリウス・ボルフの後方からのスライディングがセルダルの右足を捉え、またもレッドカードが提示された。

 9人で戦うドルトムントは後半39分に左クロスからMFアクセル・ビツェルが右足シュートを沈め、1点差に詰め寄る。しかし、2分後の41分にエンボロに試合を決定づける一発を浴び、2-4で敗れた。

「内容を考えても極めて受け入れがたい結果だ」と振り返るファブレ監督は「立ち上がりから我慢すべきところは我慢し、素晴らしいゴールで先制するなど非常にいいプレーができていた。だがその5分後、主審の判断でなぜかハンドを取られた。あれがハンドなら不可解な判定だ。本当に残念でならない」と、苦言を呈した。

 また、退場となったロイスも「相手にケガをさせようと思ったわけではないし、少し遅れたタイミングでタックルが入ってしまった」と非を認めつつ、「あれがレッドカードにふさわしかったかどうかを議論する必要はない」と不満を露わにした。

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