[4.28 J2第11節 柏0-0横浜FC 三協F柏]

　前節、千葉に逆転で勝利(○3-1)した横浜FC。3試合ぶりの勝ち点3で勢いをもって敵地での柏レイソル戦に臨んだが、互いにゴールを決めることができず0-0の痛み分けとなった。

「J1から落ちてきたとはいえ、クオリティのある選手を揃えているチーム」と警戒心を強めていたタヴァレス監督。柏は2試合連続無得点中で得点力不足は否めないが、この試合でも前線にFW瀬川祐輔、FWクリスティアーノ、FW江坂任とタレントが並んだ。

「(柏は)個々の技術やパワーは高い。後ろの選手としては、そこを警戒しながら、チーム全体である程度守れたのではないかと思います」とキャプテンマークを巻いて90分プレーしたDF田代真一は回想する。「いつもと変わらず、粘り強く。1対1での球際のところと、あとは組織でブロックしたり。相手によって変えるのではなく、自分たちがいつもやっていることを粘り強くやることが大事」。柏相手でもぶれることなく、自分たちらしく戦うことの重要性を強調した。

　勝ち点3を取れなかった、という認識はホームの柏だけでなく横浜FCも同様だ。「粘り強く戦いながら、3ポイントを取るというのがチームとしてある。粘り強くは戦えましたけど、今日は3ポイントを取れず残念でした」。“平成最後の試合”で、アウェーに多数かけつけたサポーターに勝利を送ることができなかった。

「つぎはホームですし、5月の一発目、しっかり勝てるように良い準備をしたいと思います」。横浜FCの次戦は5月5日、ホームに京都を迎える。

(取材・文　奥山典幸)

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