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「後悔はなかった」「全然気にすることない」ミス引きずらない横浜FM喜田を仲間も信頼

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小競り合いの中、MF三竿健斗を抑えるMF喜田拓也

[4.28 J1第9節 横浜FM2-1鹿島 日産ス]

 失点につながるミスも引きずらず、前を向いてプレーを続けた。横浜F・マリノスは前半11分、自陣中央でパスを受けたMF喜田拓也がドリブルで前に運ぼうとしたところでコントロールミスからボールをロスト。ショートカウンターから失点し、先制点を奪われた。

 前節の札幌戦(●0-3)も前半4分という早い時間帯で先制を許し、前半9分、29分と連続失点。0-3の完封負けを喫していただけに「チームとして入り方に気をつけようと話していた」(喜田)中での失点だった。「自分のところからだったし、責任も感じた」という喜田だが、「あそこで前に行くという判断に後悔はなかった。シンプルに自分のタッチの問題だった。相手どうこうとか、味方がどうこうという問題じゃない。自分の責任」と、判断ミスではなく、あくまで技術的なミスだったことを強調した。

 だからこそ、ミスから気持ちを切り替え、顔を上げた。「自分だけの問題だし、みんなには前向きにやってほしかった。自分が後ろ向きになったらみんなも付いてこない。そこは自分の姿勢で見せていこうと思った」。その結果、後半24分には敵陣でルーズボールを拾った喜田からMF三好康児を経由してFW仲川輝人が同点ゴール。同37分にはFWマルコス・ジュニオールの逆転弾が決まり、試合をひっくり返した。

「ひたむきに前向きにやって、仲間のおかげもあり、勝ち切れた。頼もしい仲間を持ったなと思う」とチームメイトに感謝した24歳をチームメイトも信頼している。4-3-3のアンカーという攻守においてチームの要となるポジションを任されている喜田に対し、MF天野純は「あそこのプレーでキー坊(喜田)がビビり始めたら自分たちのサッカーができない。そこのクオリティーも、メンタルでビビらない強さも持っている。続けてほしいし、(ミスは)全然気にすることない」と擁護。攻撃的なスタイルを貫くうえで、その存在は欠かすことができない。

 前半29分までの3失点で敗れた前節・札幌戦を「少し幼稚なところ、自分たちの若さが出た」と振り返った天野。この日は前節同様、立ち上がりに失点しながらも最少失点で踏みとどまり、後半の逆転劇につなげた。「最初に失点して難しい展開になったけど、その後はずっと押し込んで、敵陣でサッカーができていた。これを続ければ点は入ると思っていたし、自分たちのサッカーを貫いたことが勝因。みんながこのサッカーを信じてやっていたし、貫き通せば勝てるという成功体験を得られた。信じる気持ち、貫く気持ちがより固くなった」。アジア王者相手の逆転勝ちにはただの1勝以上の価値がある。

(取材・文 西山紘平)
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