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8試合5発の奥川雅也、来季もキールでプレーする可能性は?独誌「レンタルが終了したら…」

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ホルシュタイン・キールFW奥川雅也

 ブンデスリーガ2部のホルシュタイン・キールでプレーするFW奥川雅也が、今夏以降に同クラブに残る可能性はあるのだろうか。ドイツ誌『キッカー』は、残留は難しいかもしれないと主張している。

 今月14日に23歳となった奥川は、27日に行われたブンデスリーガ2部ザンドハウゼン戦で2ゴールを挙げ、ドイツで自身初の“ドッペルパック”(1試合2得点)を達成。チーム自体はアウェーで2-3と敗れたものの、同選手のパフォーマンスはドイツ誌『キッカー』で「2」と評価され、第31節のベストイレブンにも選出された。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 昨夏にザルツブルクからのレンタルで加わったアタッカーは、前半戦は筋肉系の負傷もあり公式戦7試合(先発出場は4試合)の出場にとどまったが、2月頭からは公式戦10試合に先発出場。ティム・ワルター監督の信頼を完全に勝ち取った。

 そして、ドリブルなど相手ラインを突破する能力に関しては前半戦から評価を高めていた同選手だが、サイドではなく前線に起用されるようになってからは決定力を発揮。2月23日の第23節ボーフム戦でのドイツ初ゴールを皮切りに、出場した直近の8試合で5ゴールを記録し、躍動している。

 一方、第31節を落としたことでキールは勝ち点46の7位に後退。残りあと3試合となっている今シーズン、プレーオフに回ることができる3位ウニオン・ベルリンとの差は7ポイントに広がり、1部昇格はもはや絶望的に。そんな中『キッカー』は、ザルツブルクとの契約を2020年まで残す奥川について、「ドッペルパック達成のマサヤ・オクガワは今夏、レンタル終了に伴ってザルツブルクに戻る」と、残留の可能性は低いと予想している。

 とはいえ、ザルツブルクでは現指揮官のマルコ・ローゼ監督がボルシアMGの次期監督に内定。そのため、現在ライプツィヒでアシスタントを務めているアメリカ人のジェシー・マーシュ氏を、後任に迎えることが決定している。今季レンタルで他クラブに送り出された選手たちの将来に関しては、オフシーズンに新指揮官の下に集結した後、それぞれ決断が下されることになるかもしれない。

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