ユベントスの指揮官マッシミリアーノ・アッレグリが28日、イタリア国営放送『Rai』のテレビ番組『ケ・テンポ・ファ』に出演し、今シーズンのチームについて語った。

　アッレグリ監督率いるユベントスは今シーズン、前人未到のセリエA8連覇を成し遂げた一方、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)では、ダークホースのアヤックスに敗れ、準々決勝で姿を消した。51歳のイタリア人指揮官は、CL敗退を悔やみつつもスポーツの素晴らしさを感じているようだ。

「スクデット獲得が早めに決まって早めのバカンスになったが、バカンスにならない方が良かったよ。CLのことがややつかえているからね。だがスポーツとは、勝利を祝福し、敗北を受け入れなければならないからこそ素晴らしいのでもある。常に勝つことはできないからね。CLは難しい大会であり、優勝のために何年もかけて準備しているチームがある。ユーベは23年前に優勝したのが最後だが、直近の5年間において、ヨーロッパのレベルはかなり高くなったと考えている」

　さらにユーベ指揮官は、FWクリスティアーノ・ロナウドに賛辞を贈ったほか、自身が選手たちに恵まれたことを喜んだ。

「彼は本当に模範的な青年であり、偉大なプロだ。彼のおかげでチームの自信が本当に高まった。ユベントスには、(ジョルジョ・)キエッリーニや(アンドレア・)バルザーリ、昨年までは(ジャンルイジ・)ブッフォンもいたが、C・ロナウドは若者たちや誰にとっても模範になる」。

「選手としてだけでなく、人間的にも優れているチームに出会えた。勝つためには、ただ偉大な選手がいれば良いわけではない。向き合っていることに大きな情熱を注ぎ、目標達成への決意を持てる心がなくてはならない」。