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流血後ふらつく選手を再びピッチへ…トッテナムに批判の声「恥ずべきこと」

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アヤックス戦で負傷交代したDFヤン・フェルトンヘン

[4.30 欧州CL準決勝第1戦 トッテナム0-1アヤックス]

 脳震盪の疑いがあるDFヤン・フェルトンヘンをピッチへ戻したトッテナムに対し、SNS上で批判の声が集まっているようだ。英『デイリー・スター』などが伝えている。

 トッテナムは4月30日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝第1戦でアヤックスをホームに迎え、0-1で敗戦。フェルトンヘンは前半31分にFKから味方のクロスに飛び込んだ際、DFトビー・アルデルワイレルト、アヤックスGKアンドレ・オナナと交錯して顔面を強打し、鼻から血を流して倒れた。

 約5分間の治療を経て戦列に復帰したが、すぐに自らプレー続行不可能と判断し、同39分にMFムサ・シソコと交代。1人では歩けず、両側からスタッフに支えられながらドレッシングルームに引き上げていった。

 現代サッカーでは選手に脳振盪の疑いが生じた場合、意識が戻っても安易に試合には復帰させないよう慎重な対応が求められている。同メディアによると、トッテナムに対してSNS上で「彼をピッチに戻すのを許すべきではなかった」「恥ずべきことだ」といった批判の声が上がっているようだ。

 一方で英『ザ・サン』によれば、フェルトンヘンが流れの中でピッチに入るのを認めず、笛を吹いて試合を一時中断させてから選手本人、指揮官、スタッフらに確認を行ったアントニオ・マテウ・ラオス主審については、「これまでレフェリーがそのような確認をするのは見たことがない」などと称賛の言葉が送られているという。

 マウリシオ・ポチェッティーノ監督は試合後、フェルトンヘンに関して「まだ彼とは会っていない。数日以内に検査するつもりだ」とコメント。スペイン『アス』によるとフェルトンヘンは試合後にミックスゾーンに現れ、大事には至らなかったことが確認されたようだ。

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