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[Rookie League]前橋育英の1年生は攻守に力。リーダーCB桑子「選手権で優勝することは全員の目標」

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前橋育英高は土砂降りの中での開幕戦。CB桑子流空(右)と左SB渡辺栄治が相手の突破を阻止

[4.27 Rookie League第1節 前橋育英高 – 鹿島学園高 時之栖うさぎ島G]

 3年間の目標は選手権制覇だ。前橋育英高(群馬)は4月27日のRookie League初戦で鹿島学園高と対戦。前半15分にMF笠柳翼がPKを決めて先制し、その後もいずれもパワフルなFW野本京佑とFW本間士悠の2トップを中心に相手を押し込んでいく。

 試合は鹿島学園MF中嶋飛翔にゴールを許し、1-1で前半を折り返したところで雷雨中止に。鹿島学園戦は後日再開後の決着となるが、5月1日の静岡学園高戦を笠柳と本間、FW玉置真大、そしてCB桑子流空のゴールによって4-0で制し、“上州の虎”の1年生たちは前評判通りの強さを示している。

 チームリーダーは前橋FCでもキャプテンを務めた桑子だ。前橋育英が選手権で戦う姿を見て「チームの一体感とかスタンドのメンバーも一体となって応援している姿や戦っている姿を見て、自分もこの中でプレーしたいと思って入りました」と感じて前橋育英へ進学。ヘディングと球際に自信を持つCBは、1年生チームでその持ち味を発揮している。

 同時に評価されているのが、その人間性だ。声でチームを鼓舞し、責任を持ってゴールを守り抜く力の持ち主。「声で周りに伝えたり、自分がチームの中で身体を張れる選手になれるように心掛けをしています」という桑子は、名門をプレー、精神面でも引っ張る存在を目指していく。

 高校3年間の目標は「選手権で優勝することは全員の目標なので、貢献したいです」ときっぱり。そして「チームのために良いプレーとか身体を張れるプレーができれば結果もついてくると思う。まずはチームの中でレギュラーを取ったり、アイツ凄いなと言われる選手になりたいです」と力を込めた。

 Rookie Leagueでの目標は3年ぶりとなる優勝だ。開幕戦では他校の選手が水溜りのできたピッチで苦労する中、2トップが非常にパンチのあるシュートを打ち込み、各選手が技術の高さや示していた。ライバルたちが警戒する中、タイトルを獲得して今後への弾みをつける。


(取材・文 吉田太郎)
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