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[Rookie League]2年後の第100回選手権で「歴史変える」ことを目指す西武台が前回王者・流経柏撃破!

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西武台高イレブンが強豪からの勝利を称え合う

[4.28 Rookie League第2節 西武台高 2-0 流通経済大柏高 時之栖うさぎ島G]

 4月28日、関東・静岡の強豪校の1年生たちが90分間ゲームのリーグ戦で力を磨く「2019 Rookie League」のA League第2節が行われた。前回大会優勝の流通経済大柏高(千葉)と昇格組の西武台高(埼玉)との一戦は西武台が2-0で快勝。連覇を狙う王者に黒星をつけた。

 立ち上がりにセットプレーから決定機を作り出した西武台に対し、流経大柏は気の利いた動きを見せていたMF松本洋汰やMF渋谷諒太による組み立てから推進力のあるFW高足龍らがゴールへ迫る。

 西武台はGK浅沼李空や187cmの大型CB齋藤優輝中心に相手の攻撃を凌ぐと、MF武笠隼季らがセカンドボールを拾って攻撃に繋げる。普段は繋いで攻める攻撃に取り組んでいるという西武台だが、この日は相手の圧力をかわして背後を狙った攻撃で対抗。そして0-0で迎えた前半42分、ロングスローのこぼれ球を「フカさないように叩きつけることを意識して打ちました」というMF細田優陽が決めて歓喜をもたらす。

 1点を守り抜くのではなく、2点目を狙いながら試合を進めた西武台は後半40分にもMF丸山実紀のクロスをMF市川遥人が頭で合わせて2-0。そして、ハイタッチで勝利を喜んだ。

 細田は「(流経大柏は)プレッシャーとか一人一人の技術が他のチームと比べても凄くて一人一人の強さがあった。格上のチームに対してみんなで声出し合ってチームワークで負けずに戦えたことが良かった」と勝因を口にしていた。

 西武台の関根雄太コーチは、今年のチームの印象について「話を聞いてくれる子たちが多い」と口にする。彼らが入学する前に、2年後の第100回全国高校選手権で「歴史を変えるための努力をしよう」とメッセージ。選手権では8強が最高となっている西武台の歴史を塗り替えるために、選手たちは日常生活から意識して取り組んでいる。

 細田は「関根コーチに言われた考えと選手たちの考えを一致させて同じ目標をみんなで持ってそれに向かってやっていきたい。(2年後の選手権の目標は) 全国優勝です」ときっぱり。流経大柏に勝利したことに満足することなく、ライバルたち以上の努力を続けて2年後に必ず輝く。

(取材・文 吉田太郎)

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