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“令和初づくし”の一戦はドロー決着…金沢は数的優位をいかせず

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[5.3 J2第12節 金沢1-1福岡 石川西部]

 J2リーグは3日、第12節の1試合を行った。石川県西部緑地公園陸上競技場でツエーゲン金沢アビスパ福岡が対戦し、1-1で引き分けた。金沢は3試合負けなし(1勝2分)、福岡は2試合未勝利(1分1敗)となっている。

 金沢は先月28日の第11節・山口戦(2-0)と同じ11人を起用。福岡は同27日の第11節・山形戦(0-1)から1人を入れ替え、累積警告で出場停止のDF輪湖直樹に代えてMFウォン・ドゥジェがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合が動いたのは前半21分だった。左CKを獲得した金沢は、キッカーのMF藤村慶太が右足でクロスを入れ、GKの目の前に飛び込んだFW杉浦恭平がヘディングシュートを決めて先制点。これがJリーグ全体で“令和初ゴール”となった。

 先手を取った金沢は前半23分、DF毛利駿也に代えてDF沼田圭悟を投入。早々に柳下正明監督が手を打った。

 1点ビハインドの福岡は決定機を作り出せない時間が続いたが、前半41分にMF田邉草民がPA左へ仕掛け、鋭い切り返しで相手をかわして右足を振り抜く。決まったかと思われたが、惜しくもクロスバーを直撃。福岡は前半を0-1で終えた。

 福岡は後半開始からDF實藤友紀に代えてFWフェリクス・ミコルタをピッチに送り込む。しかし、12分にDF長谷川巧へのファウルでDF三國ケネディエブスが2枚目の警告を受け、“令和初”の退場者に。金沢はこれで獲得した右サイドのFKからファーサイドのDF廣井友信がドンピシャヘッド。しかし、惜しくもゴール右に外れ、追加点とはならなかった。

 数的不利となった福岡は後半11分、MF木戸皓貴に代えてMF喜田陽を投入。MF松田力が左サイドバック、喜田が右サイドバックに入った。

 1人多い金沢は後半19分、左クロスからFW杉浦恭平が右足で強烈なシュート。藤村がミドルシュートを放つが、立て続けにGKセランテスのファインセーブに遭う。攻め込みながら追加点を奪えずにいると、金沢にとって恐れていた事態が起きてしまう。

 福岡は後半40分、途中出場のMF前川大河が前線のパスを送ると、沼田のコントロールミスを見逃さなかったミコルタがGKと1対1に。ミコルタは冷静に右足でゴール右隅に沈め、同点に追いついた。試合はこのまま1-1でタイムアップ。令和初ゴール、初失点、初退場が生まれた一戦は、勝ち点1を分け合う結果となった。

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