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運も味方に連敗ストップ、磐田・名波監督「みそぎは終わってない」

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勝利を喜ぶ名波浩監督

[5.3 J1第10節 浦和0-1磐田 埼玉]

 運も味方に付けての連敗ストップだった。3連敗中のジュビロ磐田は0-0のまま迎えた後半アディショナルタイム3分、前線からFW中山仁斗がボールホルダーのMF青木拓矢にプレッシャーをかけると、青木のバックパスが短くなったところをFWロドリゲスがカット。GK西川周作との1対1を落ち着いて右足で流し込み、劇的な決勝点を奪った。

 今季2勝目となった磐田の名波浩監督は「(3連敗中は)前後半で2つの顔を持つような試合に終始していた。そこを改善するため、より攻撃的に、守備も攻撃的にやっていこうと話していた。それを選手が90分間やり続けてくれて、そのおかげと言ったら語弊があるかもしれないが、相手のミスから自分たちに(得点や勝利が)転がり込む試合がなかなかなかった中で相手のミスが転がり込んできた」と指摘。勝利への執念が相手のミスを誘い、4試合ぶりの白星につながったことを素直に喜んだ。

 開幕戦以来の先発復帰となったDF大井健太郎も「足は本調子というわけではないけど、強い相手に対して100%で行かなかったらやられる」と強い覚悟で完封に貢献。「久しぶりとか関係なく、立ち上がりからみんなが集中してできた」と胸を張った。

 2勝3分5敗の勝ち点9に伸ばし、順位も暫定ながら降格圏の17位から13位に上げた。とはいえ、「まだ2つしか勝ってない」(大井)のも事実。名波監督は「サポーターへのみそぎは終わっていない。気持ちをリセットして、もっともっと努力して、勝ち点と順位を上げていきたい」と、ここからの巻き返しを誓った。

(取材・文 西山紘平)

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