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[関東]流経大、3バックに変更も逆転負けで3連敗…本村「リーダーがミスしたら負ける」

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流経大は逆転負けで1分3敗となった

[5.3 関東大学L1部第4節 流経大1-2中大 たつのこ]

 前節の明治大戦を5失点して落としていた流通経済大は、システムを4バックから3バックに変更。もともと、強力なFWを擁す中央大、法政大との連戦となる今節より3バックに変更したい意向を持っていたというが、怪我の功名かのごとく、前半から集中した入りがみられた。

 しかし1点リードで折り返した後半は一転、受け身に回ってしまう。1-2で逆転負けで3連敗。開幕から4試合連続で複数失点を喫したことになり、総失点はリーグワーストの12失点。中野雄二監督は「あれだけのゲームが出来た前半だったのに、なんで後半は蹴りだしちゃったかな」と首をかしげると、「勝てていないことが焦りを生んでいる」と負の連鎖を嘆いていた。

 この日のスタメンで4年生はGKオビ・パウエル・オビンナ(4年=JFAアカデミー)、DF本村武揚(4年=流通経済大柏高)、MF山口大輝(4年=西武台高)の3人。例年のチームと比べても下級生が多い布陣となっている。それだけに4年生のリーダーシップが試されているとも言える。

 後半34分のCKから決められた決勝点は、本村がマークを外したことで奪われたものだった。Jクラブも獲得に興味を示す逸材だけに、中野監督は報道陣の前であえて名指しして、意識改革を促していた。

 本村も「監督の言っていることはその通りだと思う」と真摯に受け止める。「出ている4年生が変わっていかないと、下級生はもっと縮こまってしまう。今日はダメダメ。リーダー的な選手がミスをしたら、チームも負けると分かった。自分がチームを引っ張っていきたい」と話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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