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[球蹴男児U-16リーグ] 沖縄勢の先陣切って出場の那覇西が、柳ヶ浦との打ち合い制す

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後半43分、MF城間海斗のゴールを喜ぶ那覇西高イレブン

[5.3 球蹴男児U-16第1節 柳ヶ浦高 3-5 那覇西高 大津町運動公園多目的広場]

 3日、「2019 球蹴男児U-16リーグ」Division2の1stRound第1節が行われ、那覇西高(沖縄)が柳ヶ浦高(大分)との打ち合いを5-3で制した。

 球蹴男児U-16リーグには、「九州は一つ」の理念の下で沖縄県からもリーグ戦に参戦。渡航費の負担を考慮し、那覇西、西原高、宜野湾高の3校が沖縄県代表としてDivision2の全21試合を交互に戦う形を取っている。今回、開幕戦から第4節までの4連戦には、沖縄勢の先陣を切って那覇西が参加。その初戦で白星を挙げた。

 那覇西は前半4分、敵陣でのインターセプトからMF富山朝陽が持ち込み、最後はMF石垣達貴が先制点を決めた。対して柳ヶ浦は20分、FW田村駿伍が斜めにドリブルで切れ込んでラストパス。MF末安凱輝が切り返しから左足でゴールを破った。

 互いにボールを握って攻めようとする。その中で那覇西は最終ラインから富山やMF平井福誉士を経由させながら丁寧にビルドアップ。そしてMF柊崎健太とFW玻名城豪馬のゴールによって3-1で前半を終えた。

 だが後半、前への圧力を高めた柳ヶ浦が末安と田村のゴールによって同点に追いつく。対して那覇西は左SB平敷光琉が「後半は相手が前からガンガン寄せてきたので、みんな焦って前に蹴ったり、パスミスしてしまったので改善したい」と振り返ったように、課題の残る展開に。それでも、コンビネーションや個人技で柳ヶ浦の守りを切り崩し、25分にMF平健誠のゴールで勝ち越すと、試合終了間際にもFW石川元尋の仕掛けからMF城間海斗が1タッチシュートでダメ押した。

 対人守備の強さなどを発揮した平敷は「九州のチームとやる機会はとても少ない。九州男児はとても良い大会なので、どれくらい差があるのか知って、沖縄に持ち帰って勝ち切るチームにしたい」。普段なかなか対戦することができない九州上位のチームとの試合経験を持ち帰り、成長に繋げることを誓っていた。
 
(取材・文 吉田太郎)

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