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風間名古屋、ジョーを途中で下げる大胆采配!逆転ならずも湘南とドロー

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名古屋がシミッチのヘッドで同点に追いついた

[5.4 J1第10節 湘南1-1名古屋 BMWス]

 湘南ベルマーレ名古屋グランパスの一戦は、1-1の引き分けに終わった。勝ち点1を積み上げた両チーム。名古屋は勝ち点20で2位のまま。湘南も勝ち点14で10位と順位は変わらなかった。

 鳥栖戦から中5日の湘南はスタメン3人を変更。鳥栖戦で得点したFW梅崎司とFW武富孝介が2試合ぶりに先発復帰。鳥栖戦に途中出場して負傷からの復帰戦を迎えていたDF坂圭祐が7試合ぶりに先発復帰した。
 名古屋は4月28日の広島戦からスタメンに変更なし。負傷で離脱していたMFガブリエル・シャビエルが2試合ぶりにベンチ入りとなった。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がり、勢いよく試合に入ったのは湘南だったが、ポゼッションに勝る名古屋が徐々に押し込んでいく。特にMF前田直輝の好調ぶりが光る。しかし前半21分のCKの入れ直しをDF丸山祐市が落とし、前田が詰めたが、シュートはGK正面。同30分のFWジョーのポストプレーからDF吉田豊がマイナスクロス。前田が左足に当てるが、シュートは枠上に外れていった。

 するとスコアレスで折り返すかと思われた前半終了間際、湘南がワンチャンスを確実にものにする。MF岡本拓也がスピードに乗ったままエリア内に侵入。スライディングブロックに来たMFジョアン・シミッチと交錯し、PKを獲得する。これをFW山崎凌吾がGKランゲラックの逆に蹴り込み、前半アディショナルタイムに湘南が先制に成功した。

 試合開始前から稲光が走り、前半は細かい雨が降る中で行われたが、後半に入ると一転して日差しが差し込むほどに天気は回復。そして名古屋は後半13分からジョーを下げてガブリエル・シャビエルを投入。風間八宏監督は今季初めてジョーを途中でベンチに下げる采配をみせた。

 するとこの采配がズバリ的中することになる。シャビエルの投入で流れるようなパスワークを見せ始めた名古屋は湘南ゴールに迫り続ける。そして後半20分、右サイドでFKを獲得すると、シャビエルのクロスをシミッチが頭で合わせる。GK秋元陽太も手に当てたが、シュートはゴールネットに収まった。

 試合を振り出しに戻した名古屋は、後半25分に前田に代えてFW赤崎秀平と投入。さらにゴールへの意識を強める。同32分にはシャビエルからのボールが赤崎に入る。赤崎は狙いすました右足シュートを放つが、惜しくも右ポストを叩いた。さらに同38分には赤崎のクロスを合わせたFW長谷川アーリアジャスールのシュートも左ポストを叩いた。

 試合はこのまま1-1の引き分けに終わった。

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