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「“岡本拓也”を見せられた」…湘南MF岡本、納得パフォに「久々に良い感覚でできた」

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湘南ベルマーレMF岡本拓也

[5.4 J1第10節 湘南1-1名古屋 BMWス]

 ホイッスルが吹かれる。湘南ベルマーレにPKが与えられた瞬間だった。PA内に果敢に突入して相手のファウルを誘った湘南ベルマーレMF岡本拓也は「足を止めなかった結果」と振り返った。

 前半終了間際の44分だった。湘南が後方から送ったボールはMFジョアン・シミッチにカットされたものの、ここで岡本が猛烈なチェイシングでボールを奪い取る。PA内で奪い返そうとスライディングしたシミッチのファウルを誘って、湘南にPKが与えられた。

 岡本がシミッチにかわされればカウンターの危機を招く可能性もあったが、「多分、山根(視来)がついてきていると思ったので、とにかく前に前に行こうと思ったし、足を止めなかったことが、ああいうことにつながった」と仲間を信じた結果、獲得したPKとなった。

 このPKをFW山崎凌吾が沈めて1-0として前半を折り返したものの、後半に入ると名古屋に押し込まれる時間帯が続いてしまう。しかし、同20分に同点ゴールを献上しながらも、体を張った守備で勝ち越しゴールを許さず。湘南にも2点目が生まれずに1-1のドローに終わったが、「もっと自分たちの時間を増やせたら良いと思うけど、相手も力のあるチーム。多少、攻め込まれても全員で真ん中を固め、守り切れたのはチームとしての成長だと思う」と視線を上へと向けた。

 自身のパフォーマンスは「久々に良い感覚でできたと思う」と納得の表情。「取った後に素早く出ていくところや、それを繰り返すこと、フィニッシュに絡んでいく思い切ったプレーが出せた。今年“岡本拓也”らしいプレーを見せられていなかったので、“岡本拓也”を見せられたと思う」と胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)
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