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同点にする力は見せたが…名古屋MF米本「最低限の結果だった」

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名古屋グランパスMF米本拓司

[5.4 J1第10節 湘南1-1名古屋 BMWス]

 後半は押し込む時間帯が続き、1-1となる同点ゴールも生まれた。後半の45分で放ったシュートは湘南の4本に対し、名古屋グランパスは10本。しかし、倍以上のシュートを浴びせながらも、勝ち越しゴールは生まれず。MF米本拓司は「最低限の結果だったと思う」と振り返った。

 序盤は湘南の激しいプレッシャーに苦しめられるだけでなく、「自分たちがボールを持って考える部分があった。プレッシャーが来る前に考えることも大事だと思う」と語ったように、なかなか効果的な攻撃を仕掛けられず。前半アディショナルタイムにはPKで先制点を献上してしまった。

 だが、後半に入ると試合の流れが徐々に名古屋に傾き始める。1点のビハインドを背負って迎えたハーフタイムに「(風間八宏)監督から『後半絶対に逆転するぞ』と言われた」だけでなく、「僕たちも1点取れば、2点、3点取れる自信はあった」とピッチへと向かうと、後半20分にFWガブリエル・シャビエルのFKをMFジョアン・シミッチがヘディングで叩き込んで試合を振り出しに戻し、その後も押し込み続けて幾度となくゴールに迫った。

 しかし、粘り強い対応を見せた湘南ゴールをこじ開けられずにタイプアップ。1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。「先制されていなかったら全然変わっていたゲームだと思うけど、それでも追い付ける力が、このチームにはあると思った」と勝ち点1獲得を前向きに捉えながらも、「そこから逆転する力が、もっともっと上に行くには必要だと思う」とチームとしてさらなる高みを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
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