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[球蹴男児U-16リーグ]鹿実相手に存在感放った筑紫台MF木本、目標とする先輩アタッカーのように

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筑紫台高のMF木本真翔は鹿児島実相手に同点ゴール

[5.3 球蹴男児U-16第1節 鹿児島実高 3-1 筑紫台高 大津町運動公園多目的広場]

 伝統校の鹿児島実高相手に攻撃力を発揮していた。筑紫台高のMF木本真翔はセンスのあるドリブルやパスで存在感。後半2分には個人技で鹿児島実のゴールを破り、「縦でパスもらって中に切り返して打つイメージがあって、ちょうどそのイメージで決めることができてとても嬉しかったです」と喜んだ。

 筑紫台はDF陣中心によく踏ん張り、同点のまま試合終盤まで持ち込んだ。だが、26分にPKで勝ち越し点を与えると、34分にもDFの背後を突かれて失点。木本は「守備が軽かったり、運動量が足りなかったりしたので、次に活かしていきたいと思っています」と改善することを誓っていた。

 木本は勝ち越された後もドリブルシュートを枠に飛ばすなど、個であわやのシーンを作り出していた。特にドリブルは通用していた印象だが、それでも、トップレベルの高校相手により通用する武器にするために「自分の力を上げていかないといけない」。

 憧れの選手はジュニアの頃に同じチームでプレーしていたというアビスパ福岡FW北島祐二だ。「ドリブルもできて、スルーパスもできて、判断も速いので憧れです」という先輩を目指して努力を続ける。チームは第2節の長崎南山高戦でMF芹野竜斗やMF吉富成、CB伊藤暉の活躍などで初勝利。強豪との戦いで経験を積んでこの先の飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)

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